内容説明
瞑い光、眼に彩な影。それは、色彩なのか虚無なのか?眼のゆらぎ、想念のうつろいが紡ぎ出すヴィジュアルと言葉の森を渉猟し、芸術、光学、人種、宗教、政治、産業、ファッションを軸に論じる、宙と世界を包む色ならぬ色の精神史。カラー64点を含む図版109点!
目次
第1章 最古の色
第2章 古典古代の黒
第3章 神の黒
第4章 社会における黒―アラビアとヨーロッパ
第5章 二人の黒い芸術家
第6章 メランコリー、あるいは黒い胆汁
第7章 奴隷であること、また黒人であること
第8章 啓蒙主義における黒
第9章 イギリスの黒い世紀
第10章 私たちの色は?
著者等紹介
ハーヴェイ,ジョン[ハーヴェイ,ジョン] [Harvey,John]
ケンブリッジ大学英文科・視覚文化学科上級講師、同大エマニュエル・カレッジ名誉フェロー、作家
富岡由美[トミオカユミ]
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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