出版社内容情報
村山二朗[ムラヤマジロウ]
著・文・その他
内容説明
家族の一員となった秋田犬の想像を超える魅力とは笑いと涙の実録エッセイ。
目次
秋田犬と暮らすための八か条
決意
躾
教育
待つ犬
意見する犬
空気を読む犬
さびしんぼう
相互理解
判断力
用心棒
相棒
円熟
家族の肖像
感謝
著者等紹介
村山二朗[ムラヤマジロウ]
篠笛奏者・ミュージシャン。1968年生まれ。1989年に佐渡ヶ島に本拠を置く「鼓童」のメンバーとしてプロデビュー。1991年に自己篠笛バンド「レブンカムイ」を結成。和洋楽器混成ユニットのパイオニアとして活動。これまでにメジャーレーベルMIDIレコードを含む7枚のCDアルバムを発表。1998年にFIFAワールドカップサッカー・フランス大会の閉会式にて次期開催国の代表として出演したほか世界27か国で演奏を披露する。2012年映画『のぼうの城』に笛吹き役として出演。2016年アニメ映画『君の名は。』の劇中音楽の作曲と篠笛・太鼓の演奏を担当した。ロングセラー篠笛入門書『篠笛ワークショップ』、日本各地の民俗芸能を取材し記録したスコア譜『日本の祭笛・太鼓名曲集』(音楽之友社刊)の著者。現在は和太鼓グループ「東京打撃団」メンバーであり、慶應義塾大学普通部非常勤講師を務めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
クロニコ
2
著者の秋田犬への深い愛情詰まった一冊であった。本書を読むと秋田犬を飼ってみたい気持ちにかられるが、現実的には自分の体力・経済力・環境を整えるのは無理なことと思う。読書で擬似体験していくしかなさそうである2023/07/14
アジャ
2
秋田生まれで、大館市の高校生に通学していたので、秋田犬は身近な存在だった。同級生の家にも大きくて可愛い秋田犬がいたが、名前はもらった時のままの「チビ」だった、村山さん家族と秋田犬「天鵬」への愛情が一杯感じられる一冊だった。それにしても、音楽家の村山さんには、学者、研究者の才能と、根本的な優しさがあるのだろうと感じた。2022/12/18
fukui42
1
「犬と暮らしたい」と思う、子供達に読んでほしい。飼うではなく、暮らす。ともに。秋田犬の生体もしれたし、何より家族の一員だったのが。読んでよかったな。2024/05/27
ふぁる
0
秋田犬の天鳳くんと筆者の家族との出会いから最後までの記録。散歩、食事、しつけ等の日々の営みが興味深くわかりやすく描かれていて、実際の情景が浮かび読み応えがあり楽しめた。短編形式なのも個人的に読み易かった。秋田犬の感情を読む力・賢さにも驚いた。優しい賢い可愛い。2024/07/13
yuma
0
著者の深い秋田犬愛を感じる。引き取ってから亡くなるまでをリアルに、ときに面白く書いている。その分、晩年を描いた最後の方は読み進めるのが辛かった。 今後秋田犬を飼いたいという人には、かなりリアルにその生活が想像できるのではないか。大変なことも多いがそれ以上に多幸感を得られるのだろうと思わせる一冊だった。 2023/12/16