内容説明
脱トップダウンの指導法が、芯の強いチームを作る―現役監督が明かす現場のリアルと指導哲学。
目次
第1章 サッカー監督の仕事
第2章 チームマネジメントの極意
第3章 選手の見方
第4章 私のサッカー観
第5章 連覇
第6章 サンフレッチェ広島の未来
著者等紹介
森保一[モリヤスハジメ]
1968年8月23日生まれ、長崎県出身。長崎日大高校から1987年にマツダサッカークラブ(現・サンフレッチェ広島)に加入し、92年からはサンフレッチェ広島の中心選手として活躍。94年のサントリーシリーズ優勝に貢献した。その後98年に京都パープルサンガ(現・京都サンガ)、99年~01年にサンフレッチェ広島、02年~03年にベガルタ仙台でプレーして引退。日本代表では35試合に出場し、93年には「ドーハの悲劇」も経験した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こきよ
66
贔屓目の戯言になるが森保はよいサッカーをしている。そもそもチームとしてのコンセプトが明確なのもよい。J開始前からオフトを招聘しユース年代の育成にも力を入れるなど一貫性のあるクラブ経営の賜物でもあろう。決して饒舌な男ではないが受け継いだチームコンセプトを浸透昇華させ連覇に導いたその手腕はもっと評価されてもよいのではないか。2015/03/07
TATA
38
まさに今や時の人のサッカー日本代表監督。8年ほど前のサンフレッチェの監督だった頃の一冊。書いてあることは極めて平易です。ただ、考えていることをちゃんと言語化してることには驚嘆。今回のW杯での思いも合わせてまた言語化してくれればいいのになあと。2023/01/18
再び読書
33
現役時代から生真面目さが、印象的だった現在日本代表監督森保一氏の著者。彼が登場してきた頃、何と読むのか気になった名字も今は多くの人に認知された。しかしながら、地味な性格のせいなのか?皆はその人となりを知らないと思われるので、良い著作と思われる。ストロングポイントを伸ばし、ウィークポイントはそのレベルを今より上げる方針も、当たり前だが、指導者がなかなか出来ていない事だと思います。また、彼の飛翔地である広島の文化も垣間見られて面白かった。広島カープを応援するファンの姿勢と被るイメージがある。オシムが懐かしい2025/04/30
こも 旧柏バカ一代
9
現、日本代表監督の森保氏がサンフレッチェの監督時代の時の事を書いてあった。サッカーは組織としての連動は絶対に必要で。そこにチームカラーに沿って、選手の性格や能力で当て込んで行くのが監督の仕事。 大変参考になりました。2019/01/17
kttys
7
本の中身としては抽象的なまとめ方というより、自身の経験を具体的に表現してまとめており、少し冗長的だがわかりやすい内容であった。脱トップタウンという思想は昨今一つのリーダーシップ論として上がっているとおもいます。一方脱トップタウンできるのは基盤が固まっている組織なら機能する可能性がある。基盤が固まっていない組織で脱トップタウンすると組織のあり方をわからずその場のノリで物事が決行されてしまい、短期的には良いかもしれないが、長期的には残念な結果になり得るのが現状かと。そこの見極めを誤らないことが重要。2021/08/08