神と黄金〈上〉―イギリス、アメリカはなぜ近現代世界を支配できたのか

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神と黄金〈上〉―イギリス、アメリカはなぜ近現代世界を支配できたのか

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  • サイズ B6判/ページ数 380p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784862280701
  • NDC分類 253
  • Cコード C0031

内容説明

十七世紀以降、英米は、一度も負け組に回ったことがない。どうしてそんなに強いのか?本書がその問いに答えている。秘密は、二つのG、神と黄金の特殊な接合にある、と。つまり、資本主義と結託した特異なキリスト教こそが鍵だ、と。

目次

アングロ‐アメリカ勢力と世界をめぐる「六つの問い」
第1部 海象と大工(神はわれらの側にあり―クロムウェルからブッシュ・ジュニアに至る内部の敵との戦い;価値観を共有するアングロ‐サクソン人―ルイス・キャロル「海象と大工」とデフォー「生粋のイングランド人」;彼らはわれらをいかに憎みしか―英語国民とワスプ嫌いの人びとを隔てる壁)
第2部 すべての国より畏怖と羨望の的となりし(海洋国家システムのヴァージョン・アップ―オランダからイギリスを経てアメリカへ;フランス、この厄介な国―イギリスの海洋国家システムに挑戦するナポレオン;世界は彼らの牡蛎であった―英語文化圏としてのイギリス帝国の拡大;力の源泉―英語圏における公信用と私的信用の制度的基盤・イングランド銀行;イートン校の運動場―消費革命、交通革命、情報革命、大衆文化、スポーツの発展;ゴルディロックスと西洋―資本主義という荒馬を御す英語国民の国)
第3部 アングロ‐サクソンの態度(ワスプと蜜蜂―「開かれた社会」と「閉ざされた社会」、「動的宗教」と「静的宗教」;ブレイの牧師―宗教への固執と懐疑主義との共存;教義対教義―カトリックとプロテスタントと啓蒙思想のせめぎ合い)

著者等紹介

ミード,ウォルター・ラッセル[ミード,ウォルターラッセル] [Mead,Walter Russell]
バード大学外交・人文科学教授および論壇サイトThe American Interest総合監修者。外交問題評議会ヘンリー・A.キッシンジャー米外交政策上級研究員を歴任。『神の加護』は、英エコノミスト誌が「世界で最も重要なノンフィクション賞」と評したライオネル・ゲルバー賞を2002年に受賞

寺下滝郎[テラシタタキロウ]
翻訳家。1965年、広島県呉市に生まれる。1988年、学習院大学法学部政治学科卒業。1999年、東洋英和女学院大学大学院社会科学研究科修了。修士学位論文「日本における外国経済界のロビイング~在日米国商工会議所(ACCJ)を中心に」で長野賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Shin

20
休日の書店散策で何となく買ってみた本。期待していなかったが、ここ最近読んだビッグヒストリー系でピカイチ。副題にある通り、いわゆる《アングロサクソン》であるイギリス・アメリカは何故、近現代史を通じて「勝ち組」でいることができていたのか。ややもすると所与の条件として見過ごしがちなこの問いに対し、嫉妬を感じてしまうほど多角的な知性で考察を加えて行く。むろん単一の要因で全てを説明することは出来ないが、ゴルディロックス=他国からの(あらゆる意味での)丁度良い距離感という考察は一見平凡ながら卓見だと思われる。2015/03/22

ブラックジャケット

8
本書ではWASPとかパックス・ブリタニカという言葉は使われない。それらを抱合したアングロソフィア(英語文化圏)やアングロフォン(英語国民)という新語を編み出して読者に提出する。この新しい概念で300年の長期覇権を考察している。海洋国家として、大陸で消耗する国家に差をつけ、共通する言語と文化を背景に対抗する勢力をことごとく退けた。端的に言えば戦争に勝ってきた。資本主義の貪欲性を歯として、財政金融の先進性を胃にして、たらふく食べた歴史が叙述される。かくて自由資本主義民主主義の三点セットが世界中に配布される。 2019/06/13

takao

2
ふむ2023/11/06

ozapin

2
上巻は海洋を制したイギリスがレバレッジをかけてフランスやインドとの戦いを制していくところ、さらには、家計金融household financeをイギリスが17世紀に発明し消費者信用社会>大量消費社会をつくりあげていくところが面白い。伝統的な君主制であれば王様の気まぐれにだけつきあっていればよかったものの大量消費社会の誕生で国民の気まぐれに付き合う社会がうまれたという。その仕組みを作り上げたイギリス、アメリカといったアングロアメリカンに世界がなびいていったというのは大いに納得できる展開。2014/08/24

Noriko Okuyama

1
日本で「欧米」という時はほぼ=北米であり、英語力がなぜかそのまま人物評価となり、美しいとは思えない合衆国の経済や政治、社会インフラの在り方の礼賛が通念とされているような...どうしてアングロサクソンに世界の価値を決められているのか考えたくて読んでみた。 で、Walter Russell Meadが生粋の米国白人なのにアングロサクソンを呪うかのような口汚さで書いているのには笑った。や、よくわかったよ。2014/12/24

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