出版社内容情報
人種やジェンダーをめぐる差別・不平等は、グローバル資本主義の構造と深くかかわって、全世界的な社会分断を生んでいる。差別問題に正面から切り込んだトマ・ピケティの論考をはじめ、国際的な識者たちが問題の深淵と解決への道筋を語る、最先端の論集。
内容説明
『21世紀の資本』のピケティが差別問題に正面から切り込んだ論考をはじめ、国際的に活躍する識者たちが問題の深淵と解決への道筋を語る、最先端の論集。
目次
第1章 人種差別の測定と差別の解消(トマ・ピケティ)
第2章 キャンセルカルチャー―誰が何をキャンセルするのか(ロール・ミュラ)
第3章 ゼムールの言語(セシル・アルデュイ)
第4章 資本の野蛮化(リュディヴィーヌ・バンティニ)
著者等紹介
ピケティ,トマ[ピケティ,トマ] [Piketty,Thomas]
フランス国立社会科学高等研究院の研究所長、パリ経済学校の教授、ならびにグローバル不平等研究所の共同主宰者
ミュラ,ロール[ミュラ,ロール] [Murat,Laure]
カリフォルニア大学ロサンゼルス校ヨーロッパ言語・越境文化学科教授。著書に、La Maison du docteur Blanche.Histoire d’un asile et de ses pensionnaires,de Nerval `a Maupassant(Latt`es,2001)(ゴンクール伝記賞およびアカデミー・フランセーズ批評家賞受賞。吉田春美訳『ブランシュ先生の精神病院―埋もれていた19世紀の「狂気」の逸話』原書房、2003年)、L’Homme qui se prenait pour Napol´eon.Pour une histoire politique de la folie(Gallimard,2011)(フェミナ賞随筆部門受賞)他
アルデュイ,セシル[アルデュイ,セシル] [Alduy,C´ecile]
スタンフォード大学(米国)フランス文学・文明学の教授、パリ政治学院政治学研究センターCEVIPOFの准研究員。2015年Panorama des Id´ees誌「社会を考える」部門文学賞を受賞
バンティニ,リュディヴィーヌ[バンティニ,リュディヴィーヌ] [Bantigny,Ludivine]
歴史家、教員・研究者、ルーアン大学GRHisラボメンバー。社会参加、社会運動・反乱・革命の歴史を研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬参仟縁
ダージリン
Melody_Nelson
アルミの鉄鍋
タイガ