差別と資本主義―レイシズム・キャンセルカルチャー・ジェンダー不平等

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  • サイズ 46判/ページ数 216p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784750356037
  • NDC分類 361.8
  • Cコード C0036

出版社内容情報

人種やジェンダーをめぐる差別・不平等は、グローバル資本主義の構造と深くかかわって、全世界的な社会分断を生んでいる。差別問題に正面から切り込んだトマ・ピケティの論考をはじめ、国際的な識者たちが問題の深淵と解決への道筋を語る、最先端の論集。

内容説明

『21世紀の資本』のピケティが差別問題に正面から切り込んだ論考をはじめ、国際的に活躍する識者たちが問題の深淵と解決への道筋を語る、最先端の論集。

目次

第1章 人種差別の測定と差別の解消(トマ・ピケティ)
第2章 キャンセルカルチャー―誰が何をキャンセルするのか(ロール・ミュラ)
第3章 ゼムールの言語(セシル・アルデュイ)
第4章 資本の野蛮化(リュディヴィーヌ・バンティニ)

著者等紹介

ピケティ,トマ[ピケティ,トマ] [Piketty,Thomas]
フランス国立社会科学高等研究院の研究所長、パリ経済学校の教授、ならびにグローバル不平等研究所の共同主宰者

ミュラ,ロール[ミュラ,ロール] [Murat,Laure]
カリフォルニア大学ロサンゼルス校ヨーロッパ言語・越境文化学科教授。著書に、La Maison du docteur Blanche.Histoire d’un asile et de ses pensionnaires,de Nerval `a Maupassant(Latt`es,2001)(ゴンクール伝記賞およびアカデミー・フランセーズ批評家賞受賞。吉田春美訳『ブランシュ先生の精神病院―埋もれていた19世紀の「狂気」の逸話』原書房、2003年)、L’Homme qui se prenait pour Napol´eon.Pour une histoire politique de la folie(Gallimard,2011)(フェミナ賞随筆部門受賞)他

アルデュイ,セシル[アルデュイ,セシル] [Alduy,C´ecile]
スタンフォード大学(米国)フランス文学・文明学の教授、パリ政治学院政治学研究センターCEVIPOFの准研究員。2015年Panorama des Id´ees誌「社会を考える」部門文学賞を受賞

バンティニ,リュディヴィーヌ[バンティニ,リュディヴィーヌ] [Bantigny,Ludivine]
歴史家、教員・研究者、ルーアン大学GRHisラボメンバー。社会参加、社会運動・反乱・革命の歴史を研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ダージリン

3
差別を軸にした論考を集めたもの。フランスの社会問題がテーマになっており、私には馴染みが薄く分かりにくい点もあったのだが、考えるきっかけを与えてもらえた。もともとフランスにはニュースなどを見る限り、なかなか舵取りが難しそうな印象を持ってはいたのだが、移民にまつわる差別や格差、移民排斥を掲げる極右の台頭といったところは一朝一夕には解消が難しいように思えた。フランスにとどまらないテーマではあるので、今後の動きにも注視したい。2024/02/03

Melody_Nelson

3
4作あるが、根底にあるのが「差別」。先のフランス大統領選に立候補した極右主義者のゼムールについて知りたかったのだが、案の定かなり無茶苦茶だった。それなのに、こうした差別主義者が一定の人々に支持されていることが哀しい。精神的に、というか経済的に余裕がなくなってくると、よそ者(移民)や女性を排除したくなる気持ちが高まるのか。いずれもフランス国内向けに書かれたものであるので、説明すべく訳注が多くなり、且つ、オリジナルの文章も複雑なのか読みにくいのは否めない(4章「資本の野蛮化」は平易な文章で理解しやすい)。2023/09/13

アルミの鉄鍋

2
★3 訳にもう少し解釈があれば面白かったのかな。少し難しかった。キャンセルカルチャーという言葉は初めて知った。資本主義で富裕層が貧高層から採取する形が崩れない限り差別は無くならないと思いつつ、社会主義に向かっていくのも怖いなと感じながら読了。2023/08/21

Oki

1
「過度に崇められている生産手段の私的所有を廃棄するだけでは十分ではないだろうが、それが真の解放に向けての決定的な一歩である。」...というリュディヴィーヌ・バンディニの言説には何の反対もないが、過度に、資本主義対コミュニズムという二項対立的ビジョンを強調したり、情動に訴えたりする手法は要注意だと思った。 2023/11/13

タイガ

0
第2章の「キャンセル・カルチャー」についての章に関心を持って読みました。「キャンセル・カルチャー系の抗議運動が、公に認知されている歴史を見つめ直す契機となっている」という定義づけは、興味深い。ですが、理由のこじつけ感は否めないという感想です。銅像撤去運動の例がありますが、銅像ができた文脈を見ろというのはわかる。しかし、銅像の設置が差別的な時代だったって理由で撤去を求めてしまうと、公民権運動以前に設置された像は全てそうなるのではないか。説得しきれない弱さを感じます。2024/02/20

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