出版社内容情報
李朝最大の動乱期を記した「史書」。
待望の本邦初訳!
内容説明
“朝鮮の『史記』”。外敵・党争に翻弄される歴代の王たちの姿を活写した史書。北方(女真)と南方(倭)の不安を克服、国境を画定して、「朝鮮」が成立―しかし、宮廷内部は、権力闘争に明け暮れていた。
目次
巻の1(太祖;太宗;世宗)
巻の2(世宗;文宗;魯山君(端宗)
世祖
睿宗
成宗)
巻の3(燕山君;中宗 上)
著者等紹介
許〓[ホボン]
1551~1588年。朝鮮中期の文人。本貫は陽川、字は美叔、号は荷谷。1568年、生員科、1572年、親試文科に丙科で及第、翌年には賜暇読書をした。1574年、聖節使の書状官に自薦して明に行き、翌年、吏曹佐郎となり、1577年、校理となり、1583年、昌原府使を歴任した。金孝元などとともに東人の先鋒となり、西人たちと対立。1584年、兵曹判書李珥の職務上の過失を挙げて弾劾し、鍾城に流廃されることになり、翌年には召還されたが、政治に意を失い、放浪生活を行ない、38歳で金剛山で亡くなった。詩人としても著名
梅山秀幸[ウメヤマヒデユキ]
1950年生まれ。京都大学大学院博士後期課程修了。桃山学院大学国際教養学部教授。専攻:日本文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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