内容説明
信長・秀吉の参謀として中国攻めに随身。謀叛した荒木村重の説得にあたり、約一年の幽閉。そして関ヶ原の戦いの中、第三極として九州・豊前から天下取りを画策。稀代の軍師の波瀾の生涯を、超豪華作家陣の傑作小説で描き出す!
著者等紹介
末國善己[スエクニヨシミ]
文芸評論家。1968年広島県生まれ。明治大学卒業、専修大学大学院博士後期課程単位取得中退(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ちょん
19
黒田官兵衛を様々な角度から書き連ねている。それぞれの見かたがあり、とても面白く読了。2014/08/09
shimaosa
18
Kindleで坂口安吾の黒田如水のみ読了。結構性格の描写が多くて歴史物では珍しいかも。やはり不憫だなー黒田官兵衛は2014/07/02
Book Lover Mr.Garakuta
13
【図書館本】【速読】:ある意味面白かった。少し前の作家が描いた。黒田官兵衛短編集。其々三者三葉があるなと思った。2021/12/17
ジュール リブレ
8
2014年の大河小説の主人公。あんまり知らないので読んで見た。菊池寛、坂口安吾、実篤、池波正太郎、海音寺潮五郎とかつての大家たちが揃って取り上げている人物でした。鷲尾雨工という作家のみ 名前も知らず。でしたけど古い文体で少し読みにくかったかな。2013/11/09
Tommy おぢさん
5
そうでござったか!著名作家(一人は知らなかったが)による黒田官兵衛に関するち短編集。作者の違いだけでなく、書かれた時代も反映していて、色んな官兵衛が描かれている。更に、文章も最近のものとは大きく違っている。まさしく時代劇をまるごと読んでいる感じだ。いずれの短編も黒田官兵衛の優秀さに触れているが、どうしても変わり者との印象であり、また秀吉との微妙な関係も存在したようだ。この点は大河ドラマの原作と同様。戦前の作を含めた短編集なのに編者が意外に若いことにも驚かされた作品。図書館の本。評価:☆☆☆★★2014/09/23