最後のローマ皇帝―大帝ユスティニアヌスと皇妃テオドラ

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  • サイズ B6判/ページ数 382p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784861821004
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

4世期末、ローマ帝国が再び東西に分かれたあと、ゲルマン民族の中に取り残された西の都ラヴェンナから、ローマの灯は消えてしまった。だが、帝国は東の都コンスタンティノポリスで命脈を保ち、ゆるぎない繁栄を築いていた。本書は、6世紀、その威信にかけて西方世界を取り戻し、「我らの海」にまたがる古の栄華を蘇らせた大帝ユスティニアヌス1世とその皇妃にして共治帝テオドラの、愛と野望の物語である。

目次

1 ボスポラス海峡の章―野望への道(皇帝の甥;運命;葛藤;誓い)
2 マルマラ海の章―傷ついた栄光(偽りの礼賛;冬の競馬場;反乱;逆転)
3 地中海の章―新たなる挑戦(聖ソフィア大聖堂再建;属州アフリカ;出陣;凱旋)
4 アドリア海の章―東西ローマ帝国再び(悲劇の女王;故地イタリア;激流;明暗)
5 「我らの海」の章―見果てぬ夢(報復;神よ!;黄昏の時;さらば最後の皇帝)

著者等紹介

野中恵子[ノナカケイコ]
1965年高知県生まれ。関西学院大学文学部卒業。トルコの現代事情や文化をテーマに、研究・執筆・通訳などに携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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