出版社内容情報
アーサーは、おこった。すると雷がなり、嵐がおそい、町がひっくりかえった。まだおこっていると、地球がわれ、月も、星もこっぱみじんにくだけちった。火星のかけらにすわって、アーサーはかんがえた…。絵本にっぽん賞特別賞/マザー・グース賞 幼児~
内容説明
アーサーがおこると雷がなり嵐がきて町が―!?まだおこっていると地球がわれ月も星も―!?マザーグース賞受賞。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Natsuki
57
怒りで我を忘れるとはよく言ったもので。ふと我に返った時、そもそもなんでそんなに怒っていたんだっけ?・・・って、子供はもちろん大人でもあるある(^。^;)それにしてもアーサーの怒りのパワーは凄まじいっΣ(-∀-;)その怒りの只中で編み物してるおばあちゃんも只者ではない(笑)悲しいことにこの図書館本、何ヵ所か破れた所をテープで補修してある(泣)誰か怒りで我を忘れてしまった人がいたんだろうか?(´・ω・`)2015/05/25
Hideto-S@仮想書店 月舟書房
56
アーサーはテレビをみていたかったのに、お母さんは「もう寝なさい」という。「いやだ」って怒って言ったら「怒りたければ怒りなさい」とお母さん。だから怒った。かみなりぐもがドカン。いなづまが光り、お母さんが「もう十分」と言ったけど、止まらない。おとうさんが、おじいさんが、おばあさんが代わる代わるに「もう十分」と言ってもだめ。そしてとうとう……。おもしろいです。怒りで周りがみえなくなると、心の中はこんな風になることがあります。子どもと仲直りする時に有効な絵本かもしれませんね。那須塩原のカフェで出会った本です♪2014/08/13
Willie the Wildcat
56
きっかけは様々。”発散”も、時には必要。大人も子供も、心の鬱憤を溜めないようにしないと・・・。但し、他人には(できる限り)迷惑をかけないように!それだけかな。(笑)絵は、USのコミック調。怒りを表現したためか若干暗い色調。”考え込む”アーサーが印象的。子供の頃は誰もが通る心の揺れだよなぁ。2014/02/22
chiaki
47
お母さんに「もう寝なさい、怒りたければ怒りなさい」と、アーサーは観たいテレビを中断されたのをきっかけに怒りが炸裂!そのスケールがとんでもない!!言葉にならない子どもの怒りの感情って、こんな感じなのかも…。あまりにも長く怒りすぎてエネルギー使うと最後は意外とこうなっちゃうのかな。笑 きたむらさとしさんの絵がいい!2021/03/28
鴨ミール
43
再読。この破壊的な絵本が好きで、買って本棚にいれてあります。2分30秒。 これだけ怒れるのは、子どものうちだけだよね。 しかし、怒ることによって世界が壊れるというのは、比喩としてはあり得ることですね。2022/11/23