目次
第1部 家畜化・品種化のパースペクティブ(飼育イノシシと人―沖縄の事例から家畜化を考える―;「森の民」が家畜を飼うとき―エチオピア南西部・マジャンギルの家畜飼養―;家畜飼育からみたタイ農村の生業変化;家畜の毛の加工技法と利用)
第2部 文化に根ざした家畜・家禽飼育(家禽卵文化としてのフィリピンのウズラ飼育と卵利用;タイ北部の農村開発における山地民の対応―ウシやバリケンの導入の試み―;出稼ぎと手のかからない家畜飼養―ネパール山地村落における舎飼いと日帰り放牧―;農村を移ろうブタ、農村を追われたブタ―ケニア・養豚フロンティアにおける経営変化と地域分業システム)
第3部 都市の市場と家畜の流通(大都市のなかの養豚と肉の流通―コンゴ民主共和国のキンシャサの事例―;タイのウシ・スイギュウ定期市―地域をめぐり、国境を越える流通の諸相―;大都市に集まるスイギュウ―パキスタン・カラーチの都市搾乳業―)
著者等紹介
池谷和信[イケヤカズノブ]
国立民族学博物館・総合研究大学院大学名誉教授 東北大学大学院理学研究科博士課程単位取得退学、博士(理学)博士(文学)。専門は地理学・人類学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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