出版社内容情報
事件の始まりから幕引きまで約半日。ヴァルクール警部補の活躍で事件は短期間で解決したかと思われたが……。章題に時刻を記して読者に時間の経過を知らせる捜査小説のような趣向を取り入れた、〈ヴァルクール警部補〉シリーズの第一作を初邦訳! 『時計の殺人』は意外性に継ぐ意外性に驚かされる作品である。英米探偵小説黄金時代における屈指のエンターテインメントと言って良い。(作家・二階堂黎人氏推薦文より)
【目次】
時計殺人事件
訳者あとがき
解説 二階堂黎人
内容説明
〈ヴァルクール警部補〉シリーズの第一作を初邦訳!
著者等紹介
キング,ルーファス[キング,ルーファス] [King,Rufus]
1893年、アメリカ、ニューヨーク生まれ。イェール大学卒業後、アメリカ軍に入隊し、第一次世界大戦では国境警備や砲兵として従軍した。除隊後は貨物船の無線技師など海上関連の職に就き、1924年より執筆活動を始める。58年刊行の短編集『不思議の国の悪意』は《クイーンの定員》第117席に選出された。1966年死去
熊井ひろ美[クマイヒロミ]
東京外国語大学英米語学科卒。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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