出版社内容情報
川野京輔[カワノキョウスケ]
著・文・その他
河瀬唯衣[カワセ ユイ]
解説
内容説明
新発見の未発表中編「公開放送殺人事件」を単行本初収録!投稿作家時代の掌編から作家活動最盛期の本格ミステリまで全二十二作品に未発表中編を加えた『川野京輔探偵小説選』第三弾。近況や身辺雑記を綴った貴重なエッセイを厳選し、探偵文壇とラジオ業界で活躍した作家の知られざる素顔に迫る。巻末には、鬼怒川浩氏や矢野徹氏との交流を綴った書下ろしエッセイを収録。
目次
創作篇(暴風雨の夜;コンクール殺人事件;犬神の村;手くせの悪い夫;二等寝台殺人事件;そこに大豆が生えていた;御機嫌な夜;警報機が鳴っている!!;愛妻;公開放送殺人事件―一枚の写真;オシドリ綺談;天に昇った姫君;奴隷加虐;ベンガルの黄昏;生活の歌;フェニックスの街;迷信の村;子守地蔵;放送の窓口;悲願八丈島;野反湖悲歌(のぞりこエレジー)
剃刀(かみそり)と美女(おんな)
東京五輪音頭)
評論・随筆篇(作りたいドラマ;放送劇の空想音;川野さんの事;放送局と私;馬の話;羊と乙女;かけ出しの頃;推理文壇復帰の夢;SFとSM;ウマが合わない;乱歩のラジオドラマ;近況報告;出版予告;平成六年の新刊;長寿番組「日曜名作座」;埋もれた作品に陽の目を;筆名由来の弁;追悼 中西龍氏;今なおカーマニア;「タマゴン」物語;運転をやめる;通店客(つうてんかく)五〇年
目下、整理中
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「探偵作家クラブ」のおかげです
森繁さんとミステリー
コロモンのウエチャンとつき合ってくれた
鬼怒川浩・矢野徹の思い出あれこれ)
著者等紹介
川野京輔[カワノキョウスケ]
1931年8月29日、広島県生まれ。1953年より『千一夜』や『風俗草紙』などへ短編の投稿を始め、同年末には『別冊宝石』の懸賞に本名で応募した「復讐」が入選し、事実上の作家デビューとなる。中央大学法学部法科卒業後,54年にNHKへ入局。広島中央放送局放送部、松江放送局放送部を転任した後、60年に東京勤務となり芸能局へ配属された。アナウンス室勤務時期も含め、芸能局には合計27年在籍し、91年にNHKを定年退職。広島中央放送局在職中に広島中央局長賞を受賞した。日本推理作家協会名誉会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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