内容説明
アナキズムで80年。運動で出会った人々、編集者として触れた人々、教えを受けた恩師…。日本アナキズム運動の生き証人ともいうべき著者が、同時代を生きた多彩な人々を現在の視点から振り返る…著者が到達した地平も含め、戦後思想史の貴重な証言。
目次
林達夫氏の思い出
「天衣無縫の怪物社長」下中弥三郎
山崎正一さんと出隆先生
編集者泣かせだった久野収さん
加納秀夫先生の思い出
増井先生の思い出、二、三
石川三四郎の思い出
石川三四郎
近藤憲二と山鹿泰治の思い出
地の塩としての生涯―山鹿泰治さんのこと〔ほか〕
著者等紹介
大澤正道[オオサワマサミチ]
1927年名古屋市に生まれる。1952年東京大学文学部大学院修了後、平凡社に入社。『哲学事典』『林達夫著作集』などの編集にあたるかたわら、アナキズム系の紙誌の編集に関わる。退社後、『日本アナキズム運動人名事典』の編纂に従事、現在雑誌『トスキナア』世話人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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