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出版社内容情報
国芳門下の絵師達を中心とした妖怪画集。初紹介多数を含む、オールカラー。解説解題付き。
内容説明
歌川国芳の系譜につらなる幕末明治の妖怪画の精華。
目次
乾の巻 魔(勝川春亭「四天王土蜘蛛退治の図」;尾形月耕「月耕随筆 九尾狐」;歌川芳藤「五拾三次之内 猫之怪」;歌川貞重「英勇道外地獄廻」;歌川芳幾「今様擬源氏三十九 夕霧 吉田の花子」 ほか)
坤の巻 謔(歌川芳藤「疱瘡絵」;歌川芳幾「与ハなさけ浮名の横ぐし」;歌川芳虎「夢想兵衛胡蝶物語の内 貪婪国」;河鍋暁斎「浮世絵大津之連中酔眠の図」;作者不詳「百気夜興化物評判記」 ほか)
著者等紹介
悳俊彦[イサオトシヒコ]
1935年生まれ。洋画家。国際浮世絵学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
249
本書は副題に謳うように、幕末明治の妖怪絵師たちを集めたもの。主として歌川一門に属する国芳門下の絵師たちである。本書の編著者の悳 俊彦によれば、彼らは「師匠の影響下にスタートしながらも、その師を乗り越えることのできた浮世絵師はごくわずかしかいなかった」との評価を下されているが、これでもまだ控えめで実際には一人もいなかったのだろう。幕末は日本の世紀末といった様相を呈していたし、明治になればなったで、彼らの絵はもはやアナクロニズムに埋没するしかなかったのではないか。そうした中でも歌川芳艶の⇒2024/08/16
遠藤三春
2
一枚絵の美しさよ。絵の魅せ方を学びたい。表現的な部分では今の漫画に通じるものもある。影絵、上下見図などの遊び絵も好き。2013/10/13
蘇芳
2
熟してるというか腐りかけが一番好きだ。2011/05/15