タルコフスキーとルブリョフ

タルコフスキーとルブリョフ

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  • サイズ B6判/ページ数 276p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784846001155
  • NDC分類 778.238
  • Cコード C0074

内容説明

2人のアンドレイ。1986年冬、惜しまれつつ世を去った映画監督アンドレイ・タルコフスキー、中世ロシアの偉大なるイコン画家アンドレイ・ルブリョフ。〈映画は人生に似ているし、また愛に似ている。人生は奇跡中の奇跡であって、謎に満ちている。〉と語るタルコフスキーと、「三位一体」を描き上げたルブリョフ。この二人の芸術家の軌跡をたどる。

目次

イコンとルブリョフについて
『僕の村は戦場だった』まで
プロローグ 男のつかの間の飛翔と墜落
旅芸人 1400年―モスクワをめざす三人
フェオファン 1405年―ルブリョフの得意とキリールの失意
アンドレイの苦悩 1406年―誰のために描くのか
祭 1408年―異教徒の祭に迷いこむルブリョフ
最後の審判 1408年夏―至福と惨劇の時
襲来 1408年―ウラジーミル襲撃
沈黙 1412年―無言の行をつづけるルブリョフと帰ってきたキリール
鐘 1423年―鐘づくりの少年とルブリョフ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Bo-he-mian

12
タルコフスキーの『アンドレイ・ルブリョフ』を観て、ストーリーそのものは決して難解ではないけど、時代背景などに疎かったために、劇中で何が起きているのかよく判らないシーンが多かった。ルブリョフも含め、修道士が誰が誰だか混乱してしまったりとかね(笑)。で、何かのヒントになるかと思って読んでみたら、何とこれが本作の完璧なガイドブック・・・全てのシーンを解説してくれる、丸々一冊が注釈のような本だった(笑)。2022/05/07

金北山の麓に生まれ育って

0
【シナリオではスペクタクルだったとは】タルコフスキー全作品の最後として観たルブリョフがあまりに感動的だったので読んでみました。toridoriさんの2番目のコメントの通り、なんだかよく分からないがすごい映像だ~で終わってしまうことの多いタルコフスキー、シナリオから映像でグリグリ作品の芸術性を引き上げていく様子を教えてもらうのは嬉しい、収穫でした(彼らしくないスペクタクル有で珍しい思うが実は元がスペクタクルだっただけ)。同じ事を言いますがすごいな~で終わってもそれはそれで間違いじゃないと思いますが。2019/08/08

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