出版社内容情報
【目次】
内容説明
「第二部 映画の精読」を新たに収録。時代を超える名作を徹底的に読み解き、表現の核心に迫る。作品例とカラー図版も大増量してアップデートした「映画学の教科書」決定版。
目次
序章
第一部 技巧と意味(構図;カメラワーク;編集 ほか)
第二部 映画の精読(『天国と地獄』;『シャイニング』;『花様年華』 ほか)
第三部 批評的分析(歴史的批評―『ゴールド・ディガース』;心理学的批評―『羊たちの沈黙』;イデオロギー批評―『ワーキング・ガール』 ほか)
著者等紹介
ライアン,マイケル[ライアン,マイケル] [Ryan,Michael]
テンプル大学名誉教授
レノス,メリッサ[レノス,メリッサ] [Lenos,Melissa]
ドネリー大学准教授。物語論やメディア教育が専門
田畑暁生[タバタアケオ]
1965年、東京生まれ。東京大学経済学部卒業。東京大学大学院(社会情報学)修了。現在、神戸大学人間発達環境学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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PukaPuka
2
ヒッチコック『鳥』、コッポラ『地獄の黙示録』を見たのは30年以上前の話で、ここに書かれているような視点はまったく考えたことがなかった。映画も一つの思想の表現であって、分析的に見ることをせず、ただ面白い話、スカッとする話という次元で見ると、知らぬうちに特定の価値観を刷り込まれ、それを無批判に当たり前と思ってしまう恐ろしさがあると思われた。いささか疲れる読書体験であった。2025/10/21
讀。
0
著者の映画への愛つよすぎ!2025/12/12
G.D
0
映画をより追求していくために読了。多角的な視点から映画をさまざまに論じていて、非常に示唆に富むものだった。再読希望。2025/11/06
Hi
0
光と影、色彩、構図についての着眼点は勉強になるが、解釈に関しては言葉が大きすぎる気がした。『文明』『自然』『個人』『集団』といったワードを多用しており、どの映画の論評でも大体同じようなことを言っていて正直げんなりした。最初の方で例として挙げられている『アメリ』の論評は良かった。2025/11/02
Dwight
0
「第一部 技巧と意味」は、まあ面白いっちゃあ面白いが、「文脈次第で何とでも解釈できる」という危うさが。「第二部 映画の精読」で疑問だらけの解説に「これって単なるこじつけだよね」と確信。「第三部 批評的分析」に至ってはもうパロディ論文としか思えない。2025/10/26




