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出版社内容情報
何を自らの拠りどころとし、私たちは今・ここにあるのか。古代神話から現代まで、日本人の心の歴史を鮮烈に描く増補決定版。
何を自らの拠りどころとし,私たちは今・ここにあるのか.その知恵の痕跡を古代神話にさかのぼり,仏法のうちに捉え(中世),天の思想に表現しつつ(近世),文明と直面して回折する近代・現代まで,日本人の心の歴史を鮮烈に描く.昭和期を中心に増補し,『古事記』から吉本隆明まで展望する決定版.
序 論 対象と方法
第一章 神をめぐる思想
〈もの〉神の顕現――第一次神話/〈たま〉神の発生―神代神話/天皇をめぐる物語と和歌
第二章 仏法をめぐる思想
仏法の伝来/仏法の土着/仏法の成熟/原郷世界と栄華
第三章 天をめぐる思想
武士の思想/儒学の思想/国学の思想/庶民の思想/幕末の思想
第四章 文明をめぐる思想
文明開化/国家の核としての天皇の創出/キリスト教の解禁/さまざまな潮流/回折する理知/『善の研究』の成立/大正デモクラシー/和辻倫理学/土俗への根ざし/敗戦/「倫理」の脱神話化
【著者紹介】
佐藤正英:東京大学名誉教授
内容説明
古代から現代まで―『古事記』から吉本隆明まで展望する。いま人が生きるための知恵の在りかたを問う。叙述を全面的見直し、注を追加、さらに昭和期を中心に増補した。何を信じ、何を願ってきたか。日本人の心を描く決定版通史。
目次
序論 対象と方法
第1章 神をめぐる思想(“もの”神の顕現―原初神道の第一次神話;“たま”神の発生―神代神話;天皇をめぐる物語と和歌)
第2章 仏法をめぐる思想(仏法の伝来;仏法の土着;仏法の成熟;原郷世界と栄華)
第3章 天をめぐる思想(武士の思想;儒学の思想;国学の思想;庶民の思想;幕末の思想)
第4章 文明をめぐる思想(文明開化;国家の核としての天皇の創出;キリスト教の解禁;さまざまな潮流;回折する理知;『善の研究』の成立;大正デモクラシー;和辻倫理学―間柄の理法;土俗への根ざし;敗戦)
著者等紹介
佐藤正英[サトウマサヒデ]
1936年長野県に生れる。1958年東京大学文学部倫理学科卒業。東京大学大学院人文社会系研究科教授、共立女子大学文芸学部教授を経て、東京大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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