内容説明
少子高齢化、労働力不足、国際化、働き方の多様化といった環境変化に加え、HRテクノロジーの普及によって、企業人事が大きく変わってくることは間違いない。現状の延長線上にある確実な未来として描けるスパン(時間の幅)を“10年後”と定め、HRテクノロジーによって採用や配属、異動や昇進・昇格、研修等の現場がどう変わっていくのか、30年以上にわたり人事をテーマに追い続けている著者が、人事の専門家20人のインタビューを通して、これからの人事のありよう、あるべき姿をあぶり出した渾身の1冊。
目次
第1章 平成30年間の人事とこれから10年の人事(平成30年間の総括―人事激動の時代 脱・日本型雇用が模索・試行された30年;日本型雇用の終焉―バブル経済崩壊で始まったリストラ・採用手控え;脱・日本型雇用の6大トレンド;10年後の人事10大トレンド)
第2章 戦略人事とは経営・企業業績に貢献する人事(従来の人事は経営戦略と連携・連動していなかったのか?;戦略人事とは事業戦略を実現し、企業業績に貢献する人事;戦略人事を可能にする人事の見える化)
第3章 データと科学に裏付けられた「見える人事」(日本のHRテクノロジー普及元年は2016年;HRテクノロジー導入の三つの狙い;データの正しい収集・分析・利用法;人事の科学化・アカデミック化)
第4章 多様化する働き方、様変わりする雇用契約(多様化する働き方;テレワーク時代の評価はデータ重視の成果主義に;HRテクノロジー・AIが可能にする個別管理化・個人最適化;新たな雇用の在り方を模索する動き)
第5章 10年後に向けて変化する人事部(人事部は変わらなければいけない;専門家は10年後の人事をこう読む;人事担当者に求められる資質)
著者等紹介
滝田誠一郎[タキタセイイチロウ]
ノンフィクション作家/ジャーナリスト。1955年東京生まれ。青山学院大学卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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