内容説明
1930年代パリ―時を得て繚乱と輝いた幻の日仏文化交流誌『フランス・ジャポン』。―その内容と内質を多方面より考察する。
目次
1 『フランス・ジャポン』―その誕生から終焉まで(満鉄と日仏文化交流誌『フランス・ジャポン』)
2 満鉄―中国東北部からフランスへ 1906‐1945(シベリア鉄道でヨーロッパに向かった日本人;大連とパリ ほか)
3 『フランス・ジャポン』の政治学 1934‐1940(対外宣伝誌としての『フランス・ジャポン』;『フランス・ジャポン』と日本事情 ほか)
4 二〇世紀前半のパリの日本イメージ 1901‐1945(松尾邦之助と日仏文化交流;パリ大学日本学研究所 ほか)
5 資料編(『パリ日仏協会会報』解題;『パリ日仏協会会報』総目次 ほか)
著者等紹介
和田桂子[ワダケイコ]
1954年、兵庫県生まれ。神戸大学大学院文化学研究科博士課程単位取得退学。清泉女子大学教授。比較文学専攻
松崎碩子[マツザキセキコ]
東京都生まれ。パリ・ソルボンヌ大学博士課程前期修了。コレージュ・ド・フランス日本学高等研究所前所長
和田博文[ワダヒロフミ]
1954年、横浜市生まれ。神戸大学大学院文化学研究科博士課程中退。東洋大学教授。文化学・日本近代文学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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