出版社内容情報
新たな重要判例に解説を加え、コラムも付加し新版発行。普通の言葉を使って腑に落ちる理屈で人権を説明し、憲法の常識を伝える好著憲法を作る目的の1つに、私たち個人がもっている人権のカタログを記録し、それがよりよく守られる国の仕組みをつくることがあげられよう。しかし、憲法条文は抽象的で、それを深く知ろうと他の教科書を手にとってみても普段使わない言葉ばかりで難しい。イラストをふんだんに使い、憲法の難しい“概念”を私たちが日常使っている“普通の言葉”で説明し、“憲法の常識”を伝える好著。家族と平等に関する民法規定を違憲とする最高裁判例をはじめ重要判例に解説を加え、新たなコラムも取り入れ新版とする
第1章:人権の歴史 第2章:人権の理念 第3章:幸福追求権 第4章:法の下の平等 第5章:平等と家族 第6章:信教の自由 第7章:政教分離 第8章:表現の自由の原理 第9章:表現の自由の保障と限界 第10章:経済的自由 第11章:生存権 第12章:選挙権 Mini Lecture1~5
岩本一郎[イワモトイチロウ]
北星学園大学経済学部教授、博士(法学)。多様な考えや価値観をもった人間が、共同して社会を営むためには、どのような原理やルールが必要なのか? を研究テーマに日々研鑽。主著に『日本国憲法解釈の再検討』ほか