内容説明
患者の症状に応じたOTC薬のトリアージ。在宅患者の病態把握や緊急性の判断。副作用の早期発見や情報提供。患者状態の観察に基づいた処方提案。意図して病歴・バイタル・身体所見をとりにいくために。
目次
1 臨床推論の基本(そもそも臨床推論とは?;身体所見のとらえ方 ほか)
2 外来診察・薬局で臨床推論を学ぶ(頭痛でドラッグストアに来店した50歳男性;診療時間ギリギリに駆けこんできた29歳女性 ほか)
3 病棟で臨床推論を活かす(内視鏡検査直前に意識障害を呈した50歳台女性;外泊後に発熱と咽頭痛を認めた整形外科手術後の16歳男性 ほか)
4 アドバンス症例で推論力を磨く(転倒し腰椎圧迫骨折で入院中に誤嚥性肺炎を合併した70歳女性;尿量低下と浮腫を認めた50歳台女性 ほか)
著者等紹介
川口崇[カワグチタカシ]
東京薬科大学医療実務薬学教室助手。東京薬科大学大学院修士課程修了後、昭和大学病院薬剤部に入職。主に消化器・一般外科や腎臓内科、泌尿器科の病棟を担当。2009年より現職
岸田直樹[キシダナオキ]
手稲渓仁会病院総合内科・感染症科感染症科チーフ兼感染対策室室長。東京工業大学理学部中退、旭川医科大学医学部卒業。手稲渓仁会病院初期研修、総合内科・医学教育フェロー、静岡がんセンター感染症科フェロー修了。2010年より現職。日本感染症学会指導医、日本感染症教育研究会(IDATEN)世話人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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