出版社内容情報
Dr.矢野のやさしい抗菌薬入門vol.2、実践&処方編!ねころんで読めるから頭に入る抗菌薬選択の心得とその背景。推奨抗菌薬はポイント欄でイザという時に再確認。外来、病棟、クリニックでよく遭遇する感染症の抗菌薬処方の考え方が100分で読めて、今日から役立つ!
【著者紹介】
浜松医療センター 副院長・感染症内科長・衛生管理室長
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
原枝理佳
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☆☆☆ ①Neu低下患者はNeuがいくら低下したかで予後変化。皮膚や粘膜が破綻して、腸管内にいる細菌が血管内に入りやすい。感染源は腸管→グラム陰性桿菌(特に緑膿菌) 腸管に嫌気性菌も多くあるが、嫌気性菌による菌血症の割合は低く、他の菌との複合感染が多いので基本は考えなくてok例外はあるが ②髄膜炎は細菌性、ウイルス性、真菌性、結核性がある ③小児の急性中耳炎→肺炎球菌、インフルエンザ菌ほとんど→ペニシリン(アモキシシリン) ④慢性副鼻腔炎のクラリス、エリスロの半量投与は抗菌でなく抗炎症、免疫調節作用期待2017/12/22
Reee
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細菌性髄膜炎に対して60歳以上で考えられる起因菌は肺炎球菌、リステリア、グラム陰性桿菌。肺炎球菌はペニシリン耐性も考慮し治療方針としてはABPC+CTRX+VCM ABPCは4時間毎、CTRXは4g/day、 PRSPを除外できればVCMは中止。予後も考慮しPSLも投与。。。なるほど。2017/11/27