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出版社内容情報
夕陽を言葉にしてごらん 世界が一変するよ
稀代の作詞家が教える、人を強くする言葉の秘密
内容説明
稀代の作詞家が教える“ポケットいっぱいの”日本語の秘密。
目次
1 記憶は宝箱―創作の源
2 視点と距離―どこから切り取るか
3 光と陰―美しさを際立たせる
4 あなたが好きって伝えたい
5 リズムとバランスと美意識
アフターレッスン 松本隆のポリシー
松本隆をめぐるナイン・ストーリーズ
著者等紹介
延江浩[ノブエヒロシ]
1958年東京都生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。TFM「村上RADIO」ゼネラルプロデューサー。国文学研究資料館・文化庁委託事業「ないじぇる芸術共創ラボ」委員。小説現代新人賞のほか、手がけたラジオ番組がABU(アジア太平洋放送連合)賞ドキュメンタリー部門グランプリ、日本放送文化大賞グランプリ、ギャラクシー大賞、放送文化基金賞最優秀賞、日本民間放送連盟賞最優秀賞、JFN大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kaizen@名古屋de朝活読書会
41
松本隆がドラムと作詞を担当していた「はっぴいえんど」愛好者として拝読。「 てっぺんからしか見えない景色がある。」は、大きい声で言いたい。上から目線って言われたら、今度から、こう言い返そう。歌謡曲にかかわることに批判的な人もいたようだけど、商業主義かどうかで、自分の発想が狭くならないのであれば問題ないと思っていた。結果に語らせるのがよいと思った。https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/92365c542714f27e56582021/12/31
ひよ亭
21
ヒットメーカー作詞家松本隆氏、そのルーツのようなものを知ることができた。「君は天然色」にそんな深い意味があったなんて初めて知った。2023/08/10
Yuuki.
10
今まで何気なく聞いていたヒット曲の歌詞の印象が、これを読むと変わってくる。どこか共感できたり、情景が浮かんだりするのに、説明的になり過ぎていない松本隆の歌詞がどのように生まれたのかを知ることができ、とても興味深かった。やはり、プロでしかも売れっ子となると、アンテナの張り方や、リズムや文字への意識も素人が思う以上にすごいのだなぁと。本の中に出てくる曲を聴きながら読んだので、非常に楽しい読書タイムになった。2021/12/03
チヒロール
9
日本語をロックに乗せ、あくまでオリジナルを目指した革命的ロックバンドはっぴいえんど出身の、松本隆さん。私の青春時代の音楽は松本さん作詞のものが多い。日本語が美しいし、景色や色、感情が見えてくる。分かりやすくて難しい言葉を使っていない。比喩が魅力的で。その言葉の秘密は松本さんの圧倒的な読書量と、音楽を聴き、演劇を観て、歩いて景色を感じているから。「風をあつめて」「木綿のハンカチーフ」「赤いスイートピー」とか改めて聴くとやっぱりいい歌詞だなぁと思う。今この本に出会えて嬉しい。2025/05/06
せり
9
稀代の作詞家。松本氏がいったいどんな裏技やテクニックを持っているのか?それを知ろうと読んだ。しかし裏切られた。良い意味で。なぜならそんなものはなかったから。ただ人より感受性が強いだけ。深い思考を巡らしているだけ。観察眼が鋭くて細かいことに気づくことができるだけ。そんなことなのかもしれない。「君は天然色」という曲。最近のCMで知った曲。曲調はとびきり明るい。なのによく読むと悲しい歌詞。そんな悲しい背景があったなんて…この本で知った。印刷された歌詞の文字を見ているだけでふわっと、涙がこぼれそうになった。2024/10/18