著者等紹介
大塚勇三[オオツカユウゾウ]
1921年、中国東北地方で生まれる。東京大学法学部卒業。外国児童文学の翻訳紹介を主にしている。千葉県在住
土方久功[ヒジカタヒサカツ]
1900~1977。東京に生まれた。1924年、東京美術学校彫刻科卒業。1929年に南洋パラオ島へ渡り、さらに1931年にヤップ離島のサトワヌ島へ渡って、原住民と生活を共にしながら、彫刻の制作と島の民俗学的な研究を行った。戦後は1951年から数回個展を開催し、毎年新樹会展に出品する。民俗学の研究家としても知られている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
gtn
19
生きとし生けるものを敵に回すべきではない。自らを守る善神と見做し、味方に付けることだ。2020/07/19
なま
14
長靴下のピッピの翻訳やスーホの白い馬で知られる大塚勇三さん。 遠方で父が亡くなり、立派なカヌーで迎えに行きたいラタと、カヌーの材料になる木を見守ってきた精霊達の物語。ラタが切り倒したはずの大木が翌朝には元どおりになる不思議な現象が起きるのは精霊の仕業。亡き父のためのカヌーは出来上がるのか?お互いに大切なものを抱えているからこその対立ですが、対話と思いやりで終結させる。7分。
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
10
<こどものとも世界昔ばなしの旅 18> ポリネシアの昔話。亡くなった父の亡骸を迎えに行くために木を切ってカヌーを作ろうとするラタ。けれども次の日にはまた木に戻っていて、不思議に思ったラタはこっそり見張ることに…。 <データがでないのでこちらに記録> こどものとも復刻版82号。 「大塚勇三/再話 土方久功/画」2024/10/28
HIRO1970
8
子供と一緒に読みました。2013/03/21
ととろ
7
人間が勝手に、森に手を加えてはならないのですね。結構よかった。2013/06/22