ポール・ワクテルの心理療法講義―心理療法において実際は何が起こっているのか?

個数:

ポール・ワクテルの心理療法講義―心理療法において実際は何が起こっているのか?

  • 出版社からのお取り寄せとなります。
    入荷までにおよそ1~3週間程度かかります。
    ※商品によっては、品切れ等で入手できない場合がございます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷までの期間】
    ■通常、およそ1~3週間程度

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆上記期間よりも日数がかかる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆品切れ・絶版等により入手できない場合がございます。
    ◆品切れ・絶版等の確認に2週間以上かかる場合がございます。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • 店舗受取サービスはご利用いただけません。

    ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
  • サイズ A5判/ページ数 387p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784772414739
  • NDC分類 146.8
  • Cコード C3011

出版社内容情報

心理療法について論じた本は多くあるが,心理療法のセッションをありのままに記述した本は稀にしか存在しない。ポール・ワクテル自身による3セッションの逐語録を詳細な解説とともに収録した本書は,ワクテルがリードしてきた統合的心理療法をケースで学べる理論書であり,「心理療法において本当は何が起こっているのか?」を具体的ケースに即して検証する臨床実践書でもある。
精神分析と行動療法を基礎として,他のさまざまな学派との接触を糧に改訂を繰り返し,認知行動療法,システミック・アプローチ,ヒューマニスティック・アプローチの要素を併せ持つに至ったワクテルの統合的心理療法は,『心理療法の統合を求めて――精神分析・行動療法・家族療法』『心理療法家の言葉の技術[第2版]――治療的コミュニケーションをひらく』(いずれも金剛出版)の理論的考察を経て,ついに本書においてその具体的な実践スタイルを明らかにする。ページをめくるたびに,セラピストの耳の傾け方,言葉の使い方,表現のニュアンス,共感の示し方,クライエントへの注目,治療関係の築き方がワクテル自身のコメントとともに披露され,単純にマニュアル化することができない心理療法のより深い理解に読者を誘う。
統合的心理療法をリードしてきたワクテルが自らのセッションを披露した,一歩上を行く心理臨床をマスターするための必読書。

第1部-基礎となる前提と原理
 1 地面の視点から見た心理療法
 2 2つの頭のなかで――トゥー・パーソンの視点ならびに理論と実践に対するその示唆
第2部-セッション
 3 ルイーズ――セッション1
 4 ルイーズ――セッション2
 5 メリッサ
第3部-考察
 6 セッションを振りかえって

【著者紹介】
京都大学学生総合支援センター・教授

内容説明

耳の傾け方から、言葉の使い方、共感の示し方、クライエントとの治療関係の築き方まで、統合的心理療法をリードするワクテルが自らの実践スタイルをすべて公開する。一歩先を行く心理臨床をマスターするための必読書!

目次

第1部 基礎となる前提と原理(地面の視点から見た心理療法;2つの頭のなかで―トゥー・パーソンの視点ならびに理論と実践に対する示唆)
第2部 セッション(ルイーズ;メリッサ)
第3部 考察(セッションを振り返って)

著者等紹介

杉原保史[スギハラヤスシ]
京都大学学生総合支援センター長(教授)、京都大学博士(教育学)、臨床心理士。1989年京都大学大学院教育学研究科博士後期課程単位取得退学。1990年大谷大学文学部専任講師。1996年京都大学保健管理センター講師。2000年京都大学カウンセリングセンター講師。2007年京都大学カウンセリングセンター教授。2013年京都大学学生総合支援センター教授。2015年京都大学学生総合支援センター長

小林眞理子[コバヤシマリコ]
京都大学教育学部教育心理学科卒業。京都市立紫野高等学校英語科教諭として国際交流や留学生への日本語教育に携わった後、日本語教師としてオーストラリアの永住権を取得し渡豪。NSW州の私立校で幼稚園から高校3年生までの生徒に日本語を教えるかたわら、NAATI(National Accreditation Authority for Translators and Interpreters:オーストラリア翻訳・通訳資格認定機関)公認翻訳士として主に産業翻訳に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

つなぐ

4
心理療法場面を事例としてとりあげて、著者がその中でどう考えて、どういう風に援助を行おうとしているのかを解説していく形となっているので、非常に読みやすく理解しやすいです。私は現代の精神分析治療の流れを全然知らなかったので、患者の過去に焦点をあてて掘り下げるのではなく、治療場面と現在の現実の人間関係の中に循環して維持されている病理があるという著者の分析は新鮮でとても勉強になりました。とくに過去の生き方で抑圧してきた情動が現在の人間関係における対人傾向に強く影響しているという分析に自分の生き方を考えさせらました2016/08/29

きくりん

3
『心理療法家の言葉の技術』はとても緻密な文章で圧倒され言葉をひとつひとつ丁寧に扱わなくてはならないと改めて思いましたが、この本もできるだけ詳細に正確に伝えようとする著者の思いを感じます。統合的アプローチに至る過程がわかりやすく、なるほどなあと納得することばかりでした。ワクテルさんのセッションの逐語録も載っており、そのセッションについても丁寧に解説されているので、とても勉強になりました。2022/10/12

言いたい放題

1
中身があまり入ってこなかった。ちゃんと見立てながら話を聞いていることがわかった。セラピストはすることが多く忙しい。2023/06/28

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/10209114
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品