内容説明
ボトムアップ指導では、選手が主役です。選手主導の組織づくりでチーム運営を実行していきます。そのスタイルは企業の組織づくりにも通じるはずです。社員一人ひとりの主体性を育てたり、リーダー的思考を持たせることによって、強い信頼と絆で結ばれた組織が生まれるでしょう。伸びるチームは必ずやる!「育つ」組織づくり34の法則。
目次
序章 ボトムアップ理論とは
第1章 自己を高める「個」の強化
第2章 組織を動かすマネジメント術
第3章 オプションを生み出す多様性
第4章 次世代へつなげる環境づくり
全国の企業や教育団体に広がるボトムアップ理論
著者等紹介
畑喜美夫[ハタキミオ]
1965年11月27日生まれ。広島県広島市出身。広島県立安芸南高校教諭。小学2年生から広島大河フットボールクラブでサッカーを始め、東海大一高校(現・東海大学付属静岡翔洋高校)、順天堂大学でプレー。高校・大学時代はU‐17・U‐20日本代表にも選ばれ、大学時代は関東選手権、総理大臣杯、全日本インカレの三冠に貢献。社会人でも国民体育大会で優勝し全国制覇を3度果たした。卒業後は、廿日市西高校を経て、1997年に広島観音高校へ赴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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papipapipapeace
6
なるほどと思う。学校の先生が呼んだらいいと。2023/02/16
まる@珈琲読書
4
★★★★★ ■三本柱が挨拶、返事、後かたづけと体育会系と思ったがそうではなく、相手の立場で相手が気持ちよく感じる挨拶、いいえを言える環境を作り自分の考えを言えるようにする、オフザピッチがオンザピッチに繋がるということ。 ■選手育成の三本柱①挨拶(心のこもったコミュニケーション)、②返事(はい、いいえを判断し責任を持つ)、③後かたづけ(身の回りの整理整頓、ボトムアップ3S活動)。組織構築の三本柱①量より質(週2回の練習)、②信頼と絆(サッカー・コミュニケーションノート)、③自主自立(選手がチーム運営)。2018/06/30
薬学やっくん
3
★★★★★ 高校サッカーの指導者が実際に取り組み、成果に繋がっているボトムアップ理論についてのエッセンスが集約された本。今の仕事には、サッカー監督の働き方や考え方が効くと思っている。有資格者が働く環境にあり、それを管理職として監督していくには、それぞれの有資格者としてのプライドを尊重し、個々の能力を活かしていかなければならない。そのためのトップダウンとボトムアップを混合したトップボトムアップの考え方は、明日からの仕事に取り組んでいく。そして、それぞれが持つ人間力を集約し、組織としての結果に拘っていきたい。2017/08/14
くまさん
2
ずっと積んであった本です。感動して買ったのに,なぜか読み出すことができなかった。しかし,3連休を使って読み始めたら,一気に読めた。そして,この考えの素晴らしさを感じた。組織を作るのにボトムアップでないと,本当の強いチームは作れないと思う。組織の一員として,この考え方を使って見たいと思う。2019/02/12
ta_chanko
2
スポーツ界も転換期。スパルタ的・強権的な指導を見直し、指導者・選手が一緒に新たな方策を模索していく必要がある。一人一人が考える、考えさせることが大切。2018/03/14