出版社内容情報
「仕事とプライベートを区別せず、一つ一つ目の前のことに真心を込めることで、それらを通して自分が成長していける。そう考えれば、人生に無駄なことは一つもなくなる」「私たちの命は太古の昔からずっとつながり、人は自然の中で生かされている。そう感じて生きれば、何が起きても乗り越えられる勇気と希望が沸き起こってくる」。鎌倉の名刹・円覚寺の管長のメッセージ。これらを体得するために日々の生活や仕事をどうすればよいか。何を考え、どう動いていけばよいか。実践的なヒントが盛り込まれた入門書。
内容説明
一日を一生だと思って生きる。鎌倉の名刹・円覚寺の管長が、仕事と生活の疑問にずばり解答する。仕事にも人間関係にもちょっと疲れたあなたに贈る、これからの人生への気持ちがラクになる禅の考え方。
目次
死を前提に生きる―他人からの評価など取るに足らないもの
「分別のない」世界を生きる(1)―禅における「いのち」の捉え方
「分別のない」世界を生きる(2)―人間は一人では幸せになれない
生きてさえいてくれれば、それで良い―競争社会に身を置かない
私たちは、はじめから仏の心を持って生まれている―自信が持てないときは自身の心を見つめる
目の前のことに真剣に取り組むことが自分を高める―「自分はこうしたい」「自分はこういう人」を手放したとき道が拓ける
令を受け入れ最善を尽くす―コロナ禍で急変した暮らしを楽しむ
一人一世界―人間関係の悩みを解決するカギは「知る」と「愛する」
知ることと愛すること―世代や立場の違う人たちとのコミュニケーションの取り方
大きないのちのつながりの中で生きる―「死」を考えることで「生」を知る〔ほか〕
著者等紹介
横田南嶺[ヨコタナンレイ]
臨済宗円覚寺派管長。花園大学総長。1964年和歌山県新宮市生まれ。1987年筑波大学卒、在学中に出家得度し、卒業と同時に京都建仁寺僧堂で修行。1991年から円覚寺僧堂で修行し、1999年円覚寺僧堂師家(しけ)、2010年円覚寺派管長に就任。2017年花園大学総長に就任。NHKラジオや円覚寺日曜説教、講演会など出演多数。また、現在はYouTubeなどにて仏教、禅についての一口法話やゲストをお招きした対談、日々の管長日記などを配信中
白駒妃登美[シラコマヒトミ]
1964年埼玉県狭山市生まれ。1987年慶應義塾大学卒業後、JALの国際線CAとなり、1992年には宮澤喜一首相訪欧特別便に乗務。JAL退社後は企業の接遇研修講師等を経て、2012年、株式会社ことほぎを設立。講演・執筆を通じ、日本の歴史は「志」のリレーであり、報恩感謝の歴史であることを伝えている。「博多の歴女」としてNHKラジオに出演中。また現在は、急激な環境の変化に対応できるだけの叡智を身につけ、心を磨いていくためのオンラインの塾「和ごころ大学」を主宰している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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