コンクリートの新知見 ひび割れトラブル完全克服法

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コンクリートの新知見 ひび割れトラブル完全克服法

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  • サイズ A4判/ページ数 153p/高さ 29cm
  • 商品コード 9784822200527
  • NDC分類 524.7
  • Cコード C3051

出版社内容情報

漏水、タイル落下と並び建築界の3大トラブルと言われるコンクリートのひび割れを抑える対処法を、発生メカニズムに基づき徹底解説

コンクリートのひび割れは、漏水やタイルの落下と並んで建築界の3大トラブルと言われ、建築主からのクレームが跡を絶ちません。設計者や施工者にとっては頭の痛い切実な問題です。本書は、日経アーキテクチュア誌上で2年間にわたって連載し、好評を博した内容を1冊にまとめたもので、ひび割れを抑えるための効果的な対処法を、発生メカニズムに基いて解説しています。ひび割れが発生しやすい場所はどこか。1年を通じて、ひび割れが発生しやすい季節はいつか。ひび割れリスクを抑えるには、どんな方法が効くのか。建築実務者に役立つ情報が満載です。

≪主な内容≫
CHAPTER 1 ひび割れ対策は、本数と幅の制御が基本
CHAPTER 2 誘発目地が効かない? 理由と対策を徹底解説
CHAPTER 3 かぶり厚さの確保は、品質維持の生命線
CHAPTER 4 リスクを左右する生コンの乾燥収縮率
CHAPTER 5 床スラブはひび割れ多発箇所
CHAPTER 6 誤解だらけの温度ひび割れ対策
CHAPTER 7 悪条件が重なる夏の打設に要注意
CHAPTER 8 環境に優しい高炉セメントを利用
CHAPTER 9 選択肢が広い混和剤、適材適所で有効活用

CHAPTER 1
ひび割れ対策は、本数と幅の制御が基本
 1-1 建築主の理解得ながら有害なひび割れを制御
 1-2 ひび割れ対策は本数と幅に分けて対処
 1-3 有害なひび割れを仕上げ材でカバー
 1-4 ひび割れ幅の抑制は鉄筋比増大が決め手
 1-5 長過ぎる養生はかえって逆効果?
 1-6 ひび割れの幅は打設前に予測できる

CHAPTER 2
誘発目地が効かない? 理由と対策を徹底解説
 2-1 目地を設けたのに失敗した理由とは

CHAPTER 3
かぶり厚さの確保は、品質維持の生命線
 3-1 かぶり厚さの確保がさび防止に効く理由
 3-2 標準仕様の施工でもかぶりの不良が発生
 3-3 かぶり不足の補修材は防火性と耐久性で選ぶ

CHAPTER 4
リスクを左右する生コンの乾燥収縮率
 4-1 骨材の収縮に要注意、乾燥ひび割れを助長
 4-2 工場で異なる生コンの品質、適材適所で賢く使い分け
 4-3 JISマークがなくても採用できる生コンがある

CHAPTER 5
床スラブはひび割れ多発箇所
 5-1 完全には防げない床スラブのひび割れ
 5-2 甘く見るとケガのもと、土間床の施工は慎重に
 コンクリートこぼれ話(1)

CHAPTER 6
誤解だらけの温度ひび割れ対策
 6-1 温度ひび割れは温度低下時に注意
 6-2 セメント量を削減しても温度ひび割れに効果なし
 コンクリートこぼれ話(2)

CHAPTER 7
 悪条件が重なる夏の打設に要注意
 7-1 夏冬間の気温低下で温度ひび割れが発生
 7-2 施工季節を誤ると「後打ち帯」は逆効果
 コンクリートこぼれ話(3)

CHAPTER 8
環境に優しい高炉セメントを利用
 8-1 環境に配慮するなら高炉セメントの検討を

CHAPTER 9
選択肢が広い混和剤、適材適所で有効活用
 9-1 過剰な期待は禁物、膨張材を賢く利用
 9-2 高コストでも効果大、収縮低減剤を利用
 9-3 目地なしでもひび割れなし、無収縮コンクリートの威力
 コンクリートこぼれ話(4)

対談 厳しい目向ける発注者、専門家は十分な説明を
資料編
索引

内容説明

必読!最新のコンクリート研究の成果。単位水量より骨材の影響が大!床スラブのひび割れは防げない?夏の打設を避けたい本当の理由。

目次

1 ひび割れ対策は、本数と幅の制御が基本
2 誘発目地が効かない?理由と対策を徹底解説
3 かぶり厚さの確保は、品質維持の生命線
4 リスクを左右する生コンの乾燥収縮率
5 床スラブはひび割れ多発箇所
6 誤解だらけの温度ひび割れ対策
7 悪条件が重なる夏の打設に要注意
8 環境に優しい高炉セメントを利用
9 選択肢が広い混和剤、適材適所で有効活用

著者等紹介

閑田徹志[カンダテツシ]
1963年生まれ。九州大学大学院修士課程、米ミシガン大学博士課程修了。2008年に「鉄筋コンクリート構造物のひび割れ制御を目的とした解析技術とその応用に関する研究」で日本建築学会賞(論文)を受賞。現在、鹿島技術研究所建築生産グループのグループ長を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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