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内容説明
日露戦争直後、帝政ロシアの圧政下にあったリトアニアで一人のリトアニア人青年が描いた憧れの国、ニッポン。100年の時を経て今、初めて日本人の前に蘇る。その作者の数奇な運命とは…。小学館ノンフィクション大賞受賞の著者による渾身のルポ。
目次
第1章 いたいたしいまでの昂揚
第2章 ニッポンの奇跡
第3章 ニッポンの歴史
第4章 文明開化の音がする
第5章 我々も革命を欲す
第6章 カイリースの肖像
第7章 リトアニアと日本―あれから七十年目、二十年目の夏 特別インタビュー・ヴィータウタス・ランズベルギス氏
著者等紹介
平野久美子[ヒラノクミコ]
東京都出身。学習院大学卒業。出版社勤務を経て執筆活動へ。豊富な海外取材をもとに、多角的にアジアをとらえた作品が多い。『淡淡有情―日本人より日本人の物語』(小学館・第6回小学館ノンフィクション大賞)など著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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小葉
4
1906年、リトアニアで出版された日本論。著者はステポナス・カイリース。東方の小国ヤポーニアが日露戦争でロシアを破った。青年カイリースが見知らぬ日本を詳細に調べ上げ、自国の言葉で自国の人々に紹介しようとしたことが嬉しい。外国から見た明治期の日本。この頃の日本の発展のスピードをあらためて思った。リトアニアの過酷な歴史のことも僅かながら知ることができた。2011/05/03
もい!!
1
リトアニア行きたい2015/06/25
decuno
0
テーマが面白いな。2014/07/21
キミ兄
0
100年前のリトアニアで日本に刺激を受けて民主化を進めた事実に感動。ロシア周辺には日本に好感を持つ国が多い。☆☆☆☆2011/02/01
yanapong
0
近代日本をリトアニアに紹介した本とその著者の物語。知られざる日本-リトアニア関係史。2010/12/27