ポスト・ケインジアン叢書<br> 投資と金融―資本主義経済の不安定性

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ポスト・ケインジアン叢書
投資と金融―資本主義経済の不安定性

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  • サイズ A5判/ページ数 462p/高さ 22X17cm
  • 商品コード 9784818801707
  • NDC分類 338.04

内容説明

「金融的不安定性仮説」を提起した初期の代表的論文を中心に構成。企業投資活動・資産所有者のポートフォリオ選択行動、そしてこれら諸活動のための金融活動を中心に貨幣経済を分析する枠組みを構築。不確実性の存在、経済成果に依存して内生的に変化する主体のリスク選好態度、金融革新を通じ内生的に変化する金融制度等を前提に、資産ストックと資金フローの交錯およびさまざまのキャッシュフローを媒介とする経済主体間の取引の重層化から、金融システム不安定化の蓋然性を説き明かす。金融自由化で不確実性が高まりつつある今日、市場経済における金融過程の本質を深く考察するのに格好の書物である。

目次

第1章 大恐慌の再来はあるか
第2章 金融と利潤―変質する合衆国の景気循環
第3章 金融的不安定性の仮説―「標準理論」に代わるケインズ解釈
第4章 資本主義的金融過程と資本主義経済の不安定性
第5章 金融的不安定性仮説の再述
第6章 金融的不安定性仮説の再考―「惨事の経済学」
第7章 中央銀行業務と貨幣市場の変容
第8章 金融政策権限行動の新しい様式
第9章 ディレンマのなかの連邦準備制度
第10章 ケインズ投資理論の解明
第11章 代替的な金融方式と加速度原理モデル
第12章 単純な成長モデルと循環モデルの統合
第13章 民間部門の資産管理と金融政策の有効性―理論と実際

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