指導力。―高校野球で脱・勝利至上主義を目指した11人の教師

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  • サイズ B6判/ページ数 276p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784817203113
  • NDC分類 783.7
  • Cコード C0075

内容説明

11人の指導者が教える勝つことよりも大切なこと。体罰がないと甲子園に行けないのか?高校野球で脱・勝利至上主義を目指した11人の教師。

目次

第1章 藤田明宏監督(県岐阜商)―思い切りプレーさせることが、最大の仕事
第2章 斎藤智也監督(聖光学院)―人間学・人生論で生徒たちに語りかける
第3章 境原尚樹監督(高崎)―主役は生徒、監督は演出家
第4章 大浪定之監督(熊毛南)―「やらされる野球」から「自分から取り組む野球」へ
第5章 森影浩章監督(徳島商)―言い訳は考えない。できる方法だけ考える。
第6章 松葉健司監督(松阪)―選手に夢中です。選手たちを愛しています
第7章 森島伸晃監督(桜井)―土が肥えれば人は育つ
第8章 山本常夫前監督(神村学園)―甲子園ではすべてが模範試合や
特別編 被災地が結んだ3校の絆―石巻商、旭、成田国際

著者等紹介

田尻賢誉[タジリマサタカ]
1975年神戸市生まれ。熊谷高(埼玉)‐学習院大を卒業後、ラジオ日本勤務、アメリカでの日本語教師ボランティアを経て独立。スポーツジャーナリストとして高校野球、プロ野球、メジャーリーグなど幅広く取材活動を行っているほか、中高生、指導者への講演活動も行っている

氏原英明[ウジハラヒデアキ]
1977年ブラジル・サンパウロ生まれ。大商大高(大阪)‐奈良大を卒業後、地方新聞社記者を経て独立。高校野球、プロ野球、サッカー、柔道など「アスリートの人間性」をテーマに幅広く取材活動を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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山田太郎

61
底辺校とか書かれてるけどいいのかな、しかし。ちなみにうちの県では、多分底辺校であげられる高校は1番だったりする、チャゲアスだし。しかし、昔はぶん殴っとけば、よかったんだろうけど、そうもいかないので、最近の先生はたいへんだなと。2015/08/10

ばりぼー

44
帯には「11人の指導者が教える、勝つことよりも大切なこと」とありますが、正しくは「勝つためにこそこだわっている大切なこと」でしょう。異動のある公立校で甲子園ベスト4とか、複数の学校で甲子園出場とか、ここで登場する方々が勝ちを放棄している訳ではありません。多くの指導者が「文武両道」「人間教育」を標榜しながら、どこか歪んでしまっているのが悲しい現実ですが、教育現場での「勝利至上主義」とは、「勝ちさえすれば何でもOK」ではなく、「勝つためにはどんな苦労も厭わず、最大限の創意工夫をする」という意味であるべきです。2016/05/18

つりほさ

6
「勝利至上主義」に走ってしまう高校や監督。そこではなく、教育の一環として、人間力を鍛える監督の考えなど興味深い内容でした。個人的には甲子園という舞台が大きくなりすぎてしまったのかなと。今の高校野球に一石を投じる勇気が素晴らしいと思います。2016/08/11

2
名匠の指導方法は大いに参考できる部分があり、自分の部活動指導に大変活かされている。特に気に入ったのは、藤田昭宏監督の『重要なのは生徒同士の評価の声』という項目。チーム内で切磋琢磨するには、部員同士で良いプレー・悪いプレーの判断はきちんとさせていかなければならない。ダメなものはダメだと自信を持って発言できる能力というのは、社会人には絶対に必要なスキルの1つでもある。2015/01/12

Cana.t.kazu

2
みんながプロのようにスポーツで,生きていけるわけではない。だからというわけではないが,スポーツを通じて人を育てているのだということを改めて実感した。それすら,教えきれないのだが…。自分が未完であるから子どもらも未完であるのだということを改めて思い知らされました。2013/12/09

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