内容説明
文玉珠さんを見送った年の翌97年5月、著者は軍事政権下ビルマに3度目の調査に入った。ビルマ取材と新資料「朴氏の日記」は、文さんの足跡をさらに裏付けるものだった。―日本軍は、「戦争遂行のために、もっとも蔑んだ形で女性を軍人にあてがった」(著者)。第16回山川菊栄賞受賞。
目次
1 大邱に生まれて
2 「満州」、東安省へ
3 南の国へ
4 マンダレーの日々
5 最前線へ
6 地獄に近い島・アキャブ
7 退却―プローム、そしてラングーン
8 軍法会議…
9 解放、母のもとへ
解説(森川万智子)
著者等紹介
森川万智子[モリカワマチコ]
1947年福岡県に生まれる。1965年山口県立下関南高校卒業。1966年~1986年下関郵便局などで働く。全逓労組の役員を15年間続ける。1987年~出版社、編集プロダクション、印刷会社などに勤務。1991年~フリーライター・エディター。1997年『文玉珠―ビルマ戦線 楯師団の「慰安婦」だった私』により第16回山川菊栄賞受賞。1999年~介護ヘルパーの傍ら実母を介護。2010年~現在、介護施設経営、買春問題ととりくむ会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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