出版社内容情報
ミオンボ林があればどこへでも――。ザンビア北部、林の恵みで生きる焼畑農耕民ベンバ。女性のネットワークが基盤となる母系社会は世帯の垣根をこえ、離村や分裂も織り込んで林を自在に移動する。貨幣経済の侵入や農業の商業化政策、それらの変化をすべて組み入れてなお、樹上伐採と焼畑農耕を選びつづける彼らの「食物の道」。
内容説明
離村や分裂があってもなお、母系のつながりが人びとを呼び集める―ザンビア北部、林の恵みで生きる焼畑農耕民ベンバ。女性のネットワークが基盤となる母系社会は世帯の垣根をこえ、離村や分裂も織り込んで林を自在に移動する。樹上伐採と焼畑農耕を選びつづける彼らの「食物の道」。
目次
序章 ミオンボ林の焼畑農耕民
第1章 村入り―調査地概要
第2章 生計活動と平準化機構
第3章 女性たちの集まりと調理加工の共同・消費の共同
第4章 人びとの移動と村の発達サイクル
第5章 チテメネ農法の秘密と村長の権威
第6章 農業政策の変化に揺れる母系社会
第7章 チテメネ耕作と人びとのイノベーション・ヒストリー
終章 小さな村からの生態人類学
著者等紹介
杉山祐子[スギヤマユウコ]
弘前大学人文社会科学部教授。筑波大学大学院歴史・人類学研究科博士後期課程修了、京都大学博士(地域研究)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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