内容説明
日本人女性のがんで、発症数の最も多いのが乳がん。毎年4万人が発症し、1万人が死亡している。乳がんになる確率は、日本では20人に1人、米国では8人に1人。マンモグラフィー(乳房X線検査)は、乳がん予防に役立ってなどいない。かえって危険なのだ!「早期発見・早期治療」の欺瞞的キャンペーン広告に騙されないように!!手術、放射線治療、抗がん剤、合成ホルモン薬など、通常の医療を施しても、なぜ、乳がんから、女性の命を救えないのか!?前更年期と更年期、更年期以後の「エストロゲン優勢」の状態、つまりホルモンのアンバランスこそが、乳がんを引き起こす大きな要因となっているのだ。ホルモン・レベルの測定は、血液検査ではわからない。しかし、医者は、正確に測定できる「唾液ホルモン検査」のことを知らない!プロゲステロン・クリームを使っても、症状がよくならないのは、間違った使い方をしているからだ。天然のプロゲステロン・クリームの正しい使用法を、ここで詳しく紹介する。
目次
第1部 乳がんについての正しい知識(なぜ乳がんの予防や治療ができないのか;乳がんの様々なリスクファクター;がんについての基本的な事実;乳がんのリスクを高めるもの;乳がんとは何か)
第2部 性ホルモンと乳がん(エストロゲン優勢の状態;エストロゲンを理解する;エストリオールのすぐれた利点;プロゲステロンの本質;アンドロゲンの知識;ホルモン補充療法の危険性;タモキシフェンとラロキシフェン)
第3部 予防と治療のアドバイス(天然のプロゲステロンの使い方;その他のホルモンの補充について;唾液ホルモン検査と自分でやれるテスト;栄養と乳がん;現在と未来を守るために)
著者等紹介
リー,ジョン・R.[リー,ジョンR.][Lee,John R.]
医学博士。天然のプロゲステロンの研究と使用、ならびに女性のためのホルモン補充療法の草分け的存在であり、世界的な権威。ハーバード大とミネソタ大学医学部を卒業後、30年間の開業医の臨床経験をもとに、研究や執筆のかたわら、医師や研究者や一般向けに、プロゲステロンに関する講演活動も行った。前著作『医者も知らないホルモン・バランス』『続 医者も知らないホルモン・バランス』(ともに中央アート出版社・刊)は、全米で100万部を超えるベストセラー、ロングセラーとなり、今もなお世界中の女性の話題と注目を浴びている。2003年8月に、心臓発作のため73歳で亡くなった
青木多香子[アオキタカコ]
翻訳家、通訳。兵庫県出身。プール学院短大を卒業後、語学学習のため渡英。精神世界、ホリスティック医学、動物関連の翻訳が多い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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