出版社内容情報
ミケランジェロやボッティチェッリなど、天才たちを輩出したフィレンツェの歴史を物語り、聖堂から絵画まですべてを美術鑑賞する
内容説明
中世封建制のさなかに、市民的自由と古代復興の旗をかかげて登場したイタリアの太陽フィレンツェ。民衆と権力の血塗られた騒乱と祝祭のなかにルネサンスの花は咲き、近代は開かれた。花の都フィレンツェの栄光と悲惨を描く。世界の都市の物語。
目次
序章 フィレンツェの神話―古代ローマの娘・新しきエルサレム
1章 都市の形成
2章 最古の聖域
3章 信仰にかたちを与えた聖堂
4章 メディチ家の興隆と国際的都市への変貌
5章 ロレンツォ・イル・マニーフィコと黄金時代
6章 共和国の終焉
7章 パラッツォ・ヴェッキョ―トスカーナ公国の宮廷文化
8章 ピッティの方へ
9章 ウッフィーツィを歩きながら
終章 都市の再生