『新しいドイツの文学』シリーズ<br> 龍の血を浴びて

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『新しいドイツの文学』シリーズ
龍の血を浴びて

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  • サイズ B6判/ページ数 238p/高さ 19X13cm
  • 商品コード 9784810202052
  • NDC分類 943
  • Cコード C0097

内容説明

龍の血を浴びて不死身となったジークフリートのように生きる女主人公。しかしその不死身の内面からは荒涼とした心像風景が浮び上がってくる。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

S.Mori

13
地味な内容で結末も暗いので読まれずに、絶版になったようですが、面白かったです。東ドイツが舞台の小説で、主人公は女医です。離婚するときに当局に理由をしつこくたずねられるとか、学校に突然戦車がやって来るといった社会主義国らしい出来事がさりげなく描かれ、それが物語の主題をくっきりと浮かび上がらせます。主人公は医者として成功しているのですが、人間関係には恵まれません。離婚しており、家族も彼女のことを理解してくれません。恋人ができたと思ったら、妻子持ちでした。彼女は開き直るのですが、その諦観は悲しくて苦いものです。2020/02/17

Lieu

0
中年の女医の淡々とした一人称語り。正直あまり面白い小説ではない。時々、社会主義体制らしいエピソードが出てくるが(キリスト教への関心の強い生徒が成績優秀なのに上級学校への進学の道を閉ざされることなど)、おおむね現代日本ともそう変わらない閉塞的な「終わらない日常」が語られる。主人公はかなり冷めた人間なのだが、生活に困らない専門職であり、恋人には不自由しないところなど、何となく村上春樹の主人公を女にして文化系スノビズムを引いたような人物である。最後、彼女は「正しく傷つく」ことができているのか?という余韻はある。2022/12/06

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