内容説明
心理臨床の重要手法「箱庭療法」を日本で初めて導入したことで知られる天理大学は、「教育相談室」を一九五五年に設置し、地域に根差した心理相談に率先して取り組んできた。その草分けとして、長年、相談者に寄り添い続けてきた著者がつづる「カウンセリングの心得」。
目次
1 カウンセリング入門(普通に接して!;“心”を聴いてみませんか ほか)
2 相談室の風景(「お母さん、僕、目を開けていいの?」;ダイエットから過食症へ ほか)
3 揺れる思春期・青年期(“終わらない”思春期;「不登校」に寄り添う)
4 若者と宗教―青年期の課題(ヤマアラシ・ジレンマからの脱却;現代青年と宗教 ほか)
著者等紹介
堀尾治代[ホリオハルヨ]
1946~2018。兵庫県姫路市生まれ。1974年、京都大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学。教育学博士。臨床心理士。天理よろづ相談所病院「憩の家」心理相談室嘱託、名古屋市立女子短期大学助教授、京都大学保健管理センター非常勤講師、天理大学教授など歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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