出版社内容情報
カルチャー誌『ダ・ヴィンチ』で創刊直後から連載されていた、小説家の人生と作品歴を辿るロングインタビュー「解体全書」。
二〇二三年の創刊三十年に際し一年間限定で復活した令和版では、最新刊(取材当時)に関するインタビューを軸にしつつ、これまでハマってきたカルチャー全般について語る「好きの履歴書」などのミニコーナーを設け、十五名の小説家の実像をより多面的に記録した。
これらのインタビューをまとめ、今をときめく作家がどのように今にいたったのか、彼らの人生と共に振り返る一冊。
登場作家:西加奈子/辻村深月/佐藤究/米澤穂信/凪良ゆう/伊坂幸太郎/加藤シゲアキ/小川哲/金原ひとみ/森見登美彦/綿矢りさ/朝井リョウ/中村文則/万城目学/村田沙耶香
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
青ミッフィー
4
好きな作家さんの名前が沢山載っていたので、買わずにはいられませんでした(^^) 期待を裏切らない盛り沢山の内容で、好きだった作家さんをもっと好きになり、さらに好きな作家さんが増え、読みたい本も増えて読書欲が膨らみまくっています。 素敵な雑誌を本当にありがとうございます❢2025/04/11
コリ
3
どの作品をどういう意図で書いてきたかなど。太宰治、三島由紀夫の名前が複数の作家から上がっていたのが目についた。読んだことのある作家は複数いたが、背景まで知っていたのは森見登美彦さんだけなので面白かった。自身の選ぶ初心者向け、代表作と最新作がまとめてあったので読んでみたい。私自身が小説の連載が載っているような文芸誌を全く読んだことがなく、周りの人も漫画の連載を楽しみにしている人は多くいる一方で小説の連載を読んでいる人はほとんど目につかない。なので小説を書くことの忙しさ、困難に初めて触れたのが新鮮だった。2025/04/05