出版社内容情報
カルチャー誌『ダ・ヴィンチ』で創刊直後から連載されていた、小説家の人生と作品歴を辿るロングインタビュー「解体全書」。
二〇二三年の創刊三十年に際し一年間限定で復活した令和版では、最新刊(取材当時)に関するインタビューを軸にしつつ、これまでハマってきたカルチャー全般について語る「好きの履歴書」などのミニコーナーを設け、十五名の小説家の実像をより多面的に記録した。
これらのインタビューをまとめ、今をときめく作家がどのように今にいたったのか、彼らの人生と共に振り返る一冊。
登場作家:西加奈子/辻村深月/佐藤究/米澤穂信/凪良ゆう/伊坂幸太郎/加藤シゲアキ/小川哲/金原ひとみ/森見登美彦/綿矢りさ/朝井リョウ/中村文則/万城目学/村田沙耶香
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さち@毎日に感謝♪
20
豪華メンバーによる解体全書。少しずつ読んでいたので、読み終わるのに時間がかかりました。好きな作家さんが多いので、ほぼ読んだ事のある作品の紹介ばかりでしたが、あまり読んだ事のない森見登美彦さんや万城目学さんの作品は読んでみたいなと思いました。2025/06/16
えりまき
16
2025(109)「ダ・ヴィンチ」掲載のインタビューをまとめた一冊。”好き”の履歴書や初心者向けの一冊/本人が思う代表作/取材時点の最新作の紹介。写真もたくさんあってく嬉しいです。西加奈子さん/辻村深月さん/佐藤究さん/米澤穂信さん/凪良ゆうさん/伊坂幸太郎さん/加藤シゲアキさん/小川哲さん/金原ひとみさん/森見登美彦さん/綿矢りささん/朝井リョウさん/中村文則さん/万城目学さん/村田沙耶香さん。 2025/05/04
と
9
これは面白かった。ダ・ヴィンチでこんな企画やってたんだな。インタビューを読むことで作家の人柄から著書が気になってくる。「本から人」に入ることはあっても「人から本」という経験は少なくとも小説家に限ると無いから面白い特集だった。特に中村文則さんと村田沙耶香さんが印象的だった。中村文則さんのネガティブ具合が刺さる。著書も買った。
葉鳥
7
作品を読んだことがある作者さんは全部読んで、未読の作者さんは最後のページだけを読んだ。どの作家さんのインタビューも興味深く、読んだものも再読したくなったし、読んでいない作品も読みたくなる。特に辻村深月さんと伊坂幸太郎さん、朝井リョウさん、万城目学さんのインタビューが良かった。万城目さんの「物語の舞台としての京都は、森見さんが燃やし尽くして焼け野原にしたので」に少し笑う。『この夏の星を見る』『生殖記』『火星に住むつもりかい?』『勝手にふるえてろ』『彼の左手は蛇』『生命式』あたりは優先して読みたくなった。2025/07/05
FuSa
6
小説からちょっと離れてたけど、読みたい小説が増えた。 小説を書く感覚というか、考え方について、何が書いてあるかさっぱり理解できんとなった方もちらほらいて、私にとって異次元の人たちだなぁと。2025/05/06