内容説明
農業が好きなだけではうまくいかない。お金儲けばかり考えていては失敗する。農業で成功する秘訣は何か？新規就農者を稼げる農家に育成してきた「野菜くらぶ」の手法を基に、「うまくいかない農家」から「成功する農家」へ変わるコツを学ぶ。
目次
第１章 農業で成功する人、うまくいかない人はどこが違うのか
第２章 自分の領域を守りながら規模を大きくする
第３章 ４人の独立した先駆者に学ぶ「成功の秘訣」
第４章 成功している人がつけている記録と計画書
第５章 多くの中小企業経営者から学ぶ
第６章 弱みに負ける人、リスクを武器にする人
第７章 個人と組織の融合が、新たな強みを生み出す
第８章 小さな家族経営が農業の未来を拓く
著者等紹介
澤浦彰治［サワウラショウジ］
１９６４年、農家の長男として生まれる。利根農林高等学校を卒業後、群馬県畜産試験場の研修を経て、家業の農業・養豚に従事。コンニャク市場の暴落によって破産状態に直面するなかでコンニャクの製品加工を始める。１９９２年、３人の仲間と有機農業者グループ「野菜くらぶ」を立ち上げ、有機野菜の生産を本格的に開始。１９９４年、家業だった農業経営を農業法人化しグリンリーフ有限会社とする。第４７回農林水産祭において蚕糸・地域特産部門で天皇杯を受賞。群馬中小企業家同友会代表理事、日本オーガニック＆ナチュラルフーズ協会理事、沼田ＦＭ放送取締役、マルタ取締役（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ～ 1件／全1件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さきん
14
就農者への温かい支援。全国各地に生産拠点を作っていって産地間で連携を取る作戦。生産技術をまず身に着けることが大事で、2，3年はかかること。サラリーマンのような9時から17時の定まった時間で働くスタイルはさすがにあきらめること。農業者が家族を養っていける農業という理念を持っている。気になったのはパートや研修生（外国人労働者）に対する考え方。また、単作に近い経営をしているので連作障害はどう防いでいるのか興味がある。2017/12/10
脇山泰典
2
農業経営を体験を通して書いてありわかりやすい内容でした。 まずは基本の整理整頓から農業の技術の取得や農業経営の特徴などを学べる内容でした。 農業法人としての中期計画や今後の人財育成にも参考にしていきます。2015/06/11
セヱマ
1
真っ当だ。農業に裏技なし。地道にやっていこう。2018/12/20
いつでももんもん
1
他の人の感想にもあった様に、他の仕事でも言えることが書いてあって、。みにつまされる。 農業をするのは私じゃないけど、農業をとりあえず初めてみるって旦那に響くといいな。2018/02/17
Harutobi
1
農業に興味を持ってなんとなく手にしました。 リスク管理の大切さ、謙虚に学ぶことの大切さ、周囲の人とのコミュニケーションの大切さなど、結局はどの職業でも同じようなことがいえるのかなという印象。自営業なので責任のかかり方はサラリーマンとは違い桁違いに重くなりますけどね。 情熱がなければ成り立たない職業だなぁと思いました。2017/05/15
