内容説明
「まじめでおとなしく、服装も地味」な子が、社会を震撼させる事件をおこす時代。思春期の子どもたちが抱える、深刻な「生きづらさ」、「現実感のなさ」。リストカットや自殺志願サイトに走る若者たち。―その“リアルな心の内”を気鋭の精神科医が読み解いていきます。子どもの気持ちを理解するためのヒントが、きっと見つかります。
目次
第1章 事件を起こした少女の心のうち
第2章 思春期とはどんな時代か
第3章 「反抗期」がなければ、それでいいの…?
第4章 「生きづらさ」ととなりあわせで心を襲う
第5章 子の「現実感」をもっと深く知る
第6章 私が「少女」だったころ
著者等紹介
香山リカ[カヤマリカ]
精神科医・帝塚山学院大学人間文化学部人間学科教授。1960年7月1日北海道札幌市生まれ。東京医科大学卒。学生時代より雑誌等に寄稿。その後も臨床経験を生かして、新聞、雑誌で社会批評、文化批評、書評なども手がけ、現代人の“心の病”について洞察を続けている。専門は精神病理学だが、テレビゲームなどのサブカルチャーにも関心を持つ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
心
19
甥っ子くんに気になるところがあり…積読から手にとってみた1冊。特に何が?って訳ではないけど、甥っ子ちゃんから感じるちょっとした何かが…昔の自分を見てるようで…とってもとっても気になる。でも、この本読んでて…もっともっと複雑なん??って思った。少し積読山崩して考えてみよう………(ーー;)。甥っ子くんの事を考えながらページをめくってたが、途中から父親にあたるあたしの兄が気になり彼に読んで欲しいな(>_<)と思ったな〜。2013/02/10
Emperor
6
タイトルにある「14歳の心理」はこの本の中のどこで語られていたのか。カバーと中身が違ってるんじゃないかと確認したほど。2016/04/11
しのぶ
6
前半の帯の「反抗期」がなくなっているというテーマは読みやすく良かったが、途中からバスジャックの話や漫画のNANAの内容など、14歳というキーワードや反抗期テーマからかなり離れた内容になっている気がした。2015/09/24
みほ
5
はじめの方はともかくタイトルから内容がどんどんずれていっている感じ。帯の内容を期待して読んだのでがっかりでした。大事なところが太字や色文字になっているのでポイント部分がわかりやすかった点は○。2015/06/07
καйυγα
4
序盤は忘れ去られた思春期のお話で興味ありげに読んでたけど、中盤から終盤まで、なんだかタイトルと合ってるのかよくわからない内容だった。面白さを欠けたまま、流し読みとなってしもうた。ちょいちょい出てくる4コマは、地味に楽しかった。2014/06/12