内容説明
医者の数は圧倒的な「西高東低」だ。日本の中に生まれた新しい「格差」は、戊辰戦争と明治政府、日本陸軍、そして田中角栄によって歴史的に作られてきた―。なぜ関東に医者は少ないのか?なぜ医学部は西日本に多いのか?なぜ金持ちの子どもしか医者になれないのか?素朴な疑問から、現代社会の「格差」を見出した東京大学医科学研究所特任教授が、日本医療と教育へ提言する。医学部受験生も必読!
目次
第1章 野球と医師と西日本(大学の「売り」は何か?;とりあえず「医学部」へ ほか)
第2章 日本「医学部」近現代史(近代化と医学部;京都と徳島は医師が多い ほか)
第3章 大学を見れば「医師不足」がわかる(北海道地方―広大な土地と医師不足;関東地方―医学部進学者は四国の3分の1 ほか)
第4章 「医師不足」時代の医師たちへ(国立がんセンターで学んだこと;医者になるなら地方を目指せ ほか)
著者等紹介
上昌広[カミマサヒロ]
東京大学医科学研究所特任教授。医学博士。1968年兵庫県生まれ。1993年東京大学医学部医学科卒業、1999年東京大学大学院医学系研究科博士課程修了。虎の門病院血液科医員、国立がんセンター中央病院薬物療法部医員を経て、2005年より東京大学医科学研究所先端医療社会コミュニケーションシステムを主宰し、医療ガバナンス、メディカルネットワークを研究する。医療関係者など約5万人が講読するメールマガジン「MRIC」編集長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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おさむ
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coldsurgeon