内容説明
巨大な理念の国と最前線で切り結んだ気鋭の国際政治学者が急逝して1年―3人の大統領の下で激しく変貌する米国と対峙した、中山俊宏最後の6年間の思索を集成。未発表論稿を収録。
目次
「衰退するアメリカ」のしぶとさ―日米同盟を「再選択」する
トランプのアメリカと日米関係
オバマ外交とはなんだったのか
異形の大統領は世界をどこへ連れていくのか―トランプ外交の世界観
トランプ現象とはなにか―アメリカにおける排外主義の淵源
アメリカン・ナショナリズムの反撃―トランプ時代のウィルソン主義
トランプ大統領は本当に異質な存在なのか?
中間選挙の喧騒を渦中で見て―共和党と民主党、それぞれの「いま」と「未来」
トランプ化する共和党―アメリカにおける保守主義運動の変質、もしくは終焉
極限化する政治的分断―中間選挙で浮かび上がったアメリカの政治的基層〔ほか〕
著者等紹介
中山俊宏[ナカヤマトシヒロ]
1967年生まれ。1990年青山学院大学国際政治経済学部国際政治学科卒業、1993年同大学院国際政治経済学研究科修士課程修了。ワシントン・ポスト紙極東総局記者、国際連合日本政府代表部専門調査員などを経て、2001年青山学院大学大学院国際政治経済学研究科博士課程修了、「米国共産党研究にみる政治的知識人エートスの変容」で博士号(国際政治学)を取得。日本国際問題研究所主任研究員、津田塾大学学芸学部国際関係学科助教授(2007年より准教授)、青山学院大学国際政治経済学部教授を経て二〇一四年から慶應義塾大学総合政策学部教授。二〇ニニ年五月一日逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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