内容説明
ムアール帝国の夢石の玉座を破壊することによってオカレスクの血を断ち、ジリオラは自由になるつもりだった。しかし、帝国を完全支配しようとする宮廷実力者たちの執拗な追跡にあい、ジリオラは、娘ディオラの行末を案じた。一方、エフェラは、ザーンの魔道士たちを前に、計りしれない自分の魔力に不吉なものを感じていた。追いつめられたふたりの女戦士に、果たして安息の日々は来るのだろうか?女戦士エフェラ&ジリオラシリーズ、ここに完結!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ときわ
5
昭和に書かれ始め平成に入って間もなく完結したこのシリーズを再読してきた。子供世代のことなどがもう少し出版されたが、やはりエフェラとジリオラの話はここで終わるのが潔い。このシリーズは王になる話ではなく、王には絶対ならないと頑張る話だ。主役は性格も育ちも全く違う女性二人。ジリオラがおとなしく王位を受け入れれば丸く収まるのか。王がいた今までだって国は混乱しているじゃないか。王なんてやりたい奴がやればよい。本当は流れに乗った方が楽なのに逆らうのは大変だ。それぞれ子供を産み女性二人で育てる。令和でも進んでる二人か?2021/07/20
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