内容説明
我が国の食品の安全を担っている食品安全委員会の委員の有志が賢人会議として、日頃気になっている食品安全のアレコレについて明快に解説します。
目次
第1章 食べ物の基礎知識
第2章 農薬は安全なのか
第3章 食べたものはどこへいく?過剰摂取のリスク―脂質の例
第4章 甘くみていると危ない?―意外と知らない食中毒
第5章 実は食べている?―自然界のメチル水銀
第6章 食品のリスクマネジメント@キッチン
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
関東のカササギ
1
優しすぎました。大学一年生の教養科目かな、という感じです。2021/04/25
Ryotaro Tsunekawa
1
食品安全委員会委員として活躍されている食の安全のプロによる連続講座の書籍版。日々口にするものに毒や発癌物質が含まれてる、と聞くと様々な添加物や農薬などの化学物質がそら恐ろしいものに思えてくるけれど、正しく知って、正しく怖がることが大切なんですね。賢人たちがきっちり調べて、それでも害が有るんだか無いんだか分からないものを、無闇に怖がるのはなんとも滑稽。まずは自分の食生活や衛生行動をきちんと整えていくことから始めてみよう。私たち自身もリスクマネージャーの一人なのだから。2015/07/30
らいすむ
0
飽食の時代と言われて久しいが、さらに食品ロスが問題となっている今、食品の安全について科学的に考えてみよう。 何を好んで、何を嫌うかは個人の自由だが、添加物は危険、天然は安全などという間違った思想を正してほしい。 合成品、農薬、食品添加物のおかげで、経済的に我々は食を得、栄養を確保することができ、健康・長寿を得ている。 半面、リスクはいたるところにあり、理解し正しく恐れることにより回避できる。 個々の消費者が賢くなり、下手なフレーズで無知な消費者に媚びを売っているメーカーがなくなることを望む。2017/07/25