内容説明
武者小路千家の歴代、松平不昧、紀州藩主徳川治宝、貞明皇后(大正天皇皇后)、平瀬露香、跡見花蹊など、多くの人々に支えられて今日まで連綿と続いてきた茶家木津家の家史が今明らかにされる。茶室の設計や作庭において多くの業績を遺していることは特筆される。七代卜深庵主木津宗詮が渾身の思いを込めて二百年の歩みを語る。
目次
第1章 松斎宗詮(願泉寺;江戸下向と松平不昧 ほか)
第2章 得浅斎(生い立ち;茶の湯修業 ほか)
第3章 聿斎(東京遊学と茶の湯修業;平瀬露香・露秀との親交 ほか)
第4章 花笑斎と柳斎(花笑斎;柳斎)
著者等紹介
木津宗詮[キズソウセン]
1962年和歌山県生まれ。大江崇之。立命館大学文学部中国文学科卒業。武者小路千家家元教授。木津家後嗣宗隆を経て、2013年七代宗詮を襲名。斎号桜斎。著書に、『千一翁宗守―宗旦の子に生まれて』(茶人叢書、宮帯出版社、2013年“三徳庵茶道文化学術奨励賞受賞”)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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