出版社内容情報
【内容紹介】
耳がきこえない!それは、音楽家にとって、死を意味するほどに苦しい。しかし、ベートーベンは、その苦難をのりこえ、すばらしい曲の数々を作りつづけた。大音楽家ベートーべンの苦難と栄光の生涯を描く。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Hiro
19
確か小学3年生の頃に一度読んだと思うのですが、最近本棚から掘り起こし、再読。天才と謳われた大音楽家ベートーベンが、こんなに波乱万丈な人生を送っていたのだと再認識しました。ベートーベンの、音楽に対する覚悟と誠実さを、同じ音楽をやる身として見習いたいと思いました。また、印象深かったのが、高木卓さんの解説にある「音楽は、じぶんがたのしめるだけ、心ゆくばかりたのしめば、それでいいのです。」という言葉です。時々、考えすぎてしまい音楽を純粋に楽しめなくなってしまう時があります。その時は、この考え方に戻ってきたいです。2019/03/22
ゆきえ@トルコ厨
3
家にあった児童書をなんとなく拝借。ベートーベンへの印象がガラッと変わった。結構踏んだり蹴ったりの人生で、私の中では鬱エンド。良い本です。2013/08/12
ミー子
2
今ピアノでベートーベンのソナタ悲愴を練習中なので、なんとなくベートーベンの伝記が読みたくて購入。近所の書店の音楽本コーナーにベートーベン関連本がなく「伝記って児童書では?」と思いつき、見つけた。小学校高学年くらい向けかな?書き方は子供向けだけど、物語としては割と面白く読めた。ベートーベンって確かに偏屈だったんだろうけど、美しい感性も持っていたに違いなく、そして生きにくい人だったろうなぁ。この時代のウィーンには、今に残るクラッシック音楽の大作曲家が沢山いて、そんな大作曲家が育つ時代・育つ街だったんだろうな。2015/12/19