出版社内容情報
仕事で成果を上げ続ける人には、共通して持っている力と習慣があります。本書『仕事ができる人が習慣にしていること』は、ハイパフォーマーが日々大切にしている「5つの力」と「52の習慣」を、著者自身の豊富なキャリア経験をもとに体系化した実践的な一冊です。
著者は、新卒で通信ベンチャーの人事からキャリアをスタートし、30代でMBAを取得。40代で銀行の人事部長、50代で外資系生命保険の役員と、現場から経営の最前線までを歩んできました。その歩みのなかで培った「成長のルール」を、誰もが実行できる具体的な行動レベルに落とし込んで紹介しているのが本書の大きな特徴です。
本書で提示される「5つの力」は以下の通りです。
1.やりたいことを確実に実現する「目標達成力」
やらないことを決め、資源を集中させることで、行動の質を高める方法を学べます。
2.限られた時間で最大の成果を出す「タスク貫徹力」
優先順位づけから会議の効率化まで、時間の使い方を抜本的に変える習慣が解説されています。
3.信頼を築き、チャンスを引き寄せる「人間関係構築力」
雑談や報連相といった身近な行動を戦略的に活用することで、周囲から自然と応援される存在になることを目指します。
4.変化の激しい時代でも成長を止めない「継続学習力」
読書やセミナー参加、生成AIの活用など、スキルを磨き続けるための具体的な方法が示されています。
5.長期的に成果を出し続けるための「レジリエンス力」
ストレスへの対処法や、楽しみを見出す心の持ち方、小さな成功を認識する習慣など、心身を整える秘訣が語られます。
これらの習慣はどれも難しいものではなく、明日からすぐに取り入れられるものばかりです。「迷ったら前に進む」「相談相手をつくる」「嫌なことは寝て忘れる」といったシンプルな行動の積み重ねこそが、現状から抜きん出るための思考と行動へとつながります。
本書は、若手から中堅、さらにはリーダーを目指す人まで、幅広いビジネスパーソンに役立ちます。目標の立て方から時間管理、チームとの関わり方、学びの続け方、心の整え方まで、キャリアのどの段階にいても実践できる内容が網羅されています。
【目次】
第1章 ハイパフォーマーの目標管理の習慣
1 やらないことを決める
2 やるべきことに資源を集中する
3 GRITで目標を追いかける
4 ジブンMVVをつくる
5 人生を1週間に見立てる
6 目標を周囲に伝える
7 年間計画を小分けにする
8 計画進捗を周期的に振り返る
9 プロジェクトではまずゴールを握る
第2章 ハイパフォーマーのタスク管理の習慣
10 コア業務とノンコア業務を仕分ける
11 重要だが急ぎでない仕事をブロックする
12 ランチの時間をブロックする
13 期待値を確認する
14 不得意なことは人に頼る
15 PDCAサイクルを回す
16 時給単価で仕事する
17 すぐに行動する
18 迷ったら前に進む
19 1時間早く出社する
20 会議の生産性を高める
21 議事録に時間をかけない
22 オンライン会議で印象を高める
23 プレゼン資料はスライドからつくらない
第3章 ハイパフォーマーのコミュニケーションの習慣
24 雑談を戦略的な習慣にする
25 報連相を徹底する
26 ゆるくつながる
27 メールの返事はすぐにする
28 笑顔で成果を引き寄せる
29 全体像を共有する
30 チームと仲間をリスペクトする
31 仲間と一緒にランチする
32 仲間のピンチに手を差し伸べる
33 部下にチャンスを与える
第4章 ハイパフォーマーのスキルアップの習慣
34 ロジカルに思考する
35 統計的思考力で意思決定する
36 生成AIを使いこなす
37 資料はツーアップ思考でつくる
38 スピーチ原稿は自分で書く
39 仕事に使う資格を取る
40 1つのテーマに3冊の本を読む
41 本や資料を速読する
42 気になったらすぐにメモする
43 社外セミナー・交流会に参加する
44 スキルのバージョンアップを続ける
第5章 ハイパフォーマーのメンタル管理の習慣
45 仕事に楽しみを見出す
46 自分のストレスサインを知る
47 完成度は7割でいい
48 仕事とプライベートの境界線をつくる
49 相談相手をつくる
50 嫌なことは寝て忘れる
51 小さな成功を認知する
52 ハイパフォーマーはよく歩く