内容説明
「本が好き」だから「本で暮らす」ことを選んだ女性たち。全国の個性派女性オーナー書店や、本がつないで誕生したコミュニティも紹介!
目次
第1章 経験値ゼロからのスタート(高知県香美市(古本・新刊書店)うずまき舎 村上千世さん
東京都杉並区(古本バル)月よみ堂 首藤七緒さん
滋賀県彦根市(古本・デザイン)半月舎 上川七菜さん 御子柴泰子さん ほか)
第2章 本をつくる仕事からの独立(栃木県益子町(古本・雑貨・こけし)ハナメガネ商会 マスダモモエさん
岐阜県岐阜市(古書店)徒然舎 深谷由布さん
東京都足立区(ひとり出版社・ブックカフェ)センジュ出版 吉満明子さん)
第3章 「本×地域」のあたらしい関係(香川県高松市(私設図書館)男木島図書館 額賀順子さん
宮城県南三陸町(コミュニティスペース)みなみさんりくブックス 栗林美知子さん 佐藤知里さん
熊本県熊本市(書店・カフェ・雑貨)橙書店オレンジ 田尻久子さん)
著者等紹介
篠賀典子[ササカノリコ]
1972年生まれ、編集者。おもに女性の暮らしまわりや日本の伝統文化にかかわる本づくりに携わる。「セリザワモータース」の一員
芹澤健介[セリザワケンスケ]
1973年生まれ。ライター、構成作家。活字媒体・映像制作を手がける「セリザワモータース」代表
北條一浩[ホウジョウカズヒロ]
ライター、編集者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
海月
58
図書館本。 コツコツと合間合間に読んでました(笑) 最近本を題材にした本を読むのが密かなブームでして…。将来カフェ本屋さんとかしてみたいなぁとか思ってるのですが多分そのままサラリーマンして一生を終えるんだろうなぁ(笑) とにかく色んな女性店長さんの個性あふれる本屋さんの紹介だったんですが、みんな本が好きというのは当たり前ですがそれでもジャンルも違うし本屋兼作者であったりと色んな店長さんとお店の話です。 全く悪くないですけどいつもTSUTAYAばかりで自分のお気に入り本屋も見つけてみたくなりました☆2021/04/25
あじ
55
“これから何をしよう、何ができるだろう”人生選択の分岐点で、本との共存を選び取った女性たちがいる。様々な形態で興した本との関わりを、聞き取りをしながら案内していく一冊だ。街中や過疎地そして被災地で、地域の住民と耕す本が根付く土壌。ふかふかで温かみのある感触が、指先から伝播してきた。夢物語で語られない現実、彼女たちと本の未来が豊穣であって欲しいと願う。本を手にする人々と共に。2017/02/08
まりお
53
見知らぬ土地で、馴染みある町で、古本屋や図書館を開く方々。読んでいる最中、とても羨ましくなってしまった。やりたいことのために、目標と実行を重ねていく姿が。あと、本に囲まれた仕事をしているのも。どこも行きたい所ばかりです。2017/05/21
はな
46
図書館本。本が好きだから本と向き合う仕事をする女性を紹介されています。それぞれの女性が自分らしく暮らすために、その中でどう本と一緒に地域でどうかかわっていくのかが書かれてあり、素敵だなと思った。どの空間もとても素敵であたたかそうな場所なので、一度は訪れてみたいと思った。2017/03/04
よっち
46
南三陸の廃校、瀬戸内の小さな島、東京の下町で、私設図書館や古本屋、ひとり出版社など「本が好き」な女性たちが選んだ「本にかかわる」自分らしい生き方が紹介された一冊。読んでいるともちろん転機やきっかけ、周囲の理解や後押しもあったとは思うんですが、何もないところから始めようとしたそのパワーやその思い切りの良さをとても感じますね。自分が感じたこと考えていること、やりたいと思うこととはまた違う形のアプローチですけど、こういう形で思いを伝えていきたいと自分なりに頑張っている人たちのことは素直に応援したいと思えました。2017/02/19