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60歳からの新・幸福論

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  • サイズ B6判/ページ数 318p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784800289803
  • NDC分類 367.7
  • Cコード C0095

出版社内容情報

今や「超長寿社会」といわれる日本。人生の終盤を迎える人は、どんな心構えを持ち、何を考え、どんなふうに日々を過ごしたらいいのか――。佐藤愛子、五木寛之、曽野綾子、養老孟司ほか、日本文壇の名だたる賢者たちが語る、「老いと生」と正面から向き合うための思考のヒント!

内容説明

13人の賢者が明かす老後の生活と考え方。一人暮らし、老後資金、働き方、食事、医療と薬、リビングウィル、遺産相続。定年後をラクに生きる新常識!

目次

第1章 「孤独」を愉しむヒント(曽野綾子 作家―「手抜き」を楽しみながら無理な努力はやめて、いい加減に生きるのがいいんです;田原総一朗 ジャーナリスト・評論家―僕にとっての「死」とは、好奇心が湧かなくなり、仕事からも遠ざかってしまうこと;弘兼憲史 漫画家―家族はバラバラになるのが当たり前 子どもが独立してからは「自分ファースト」で生きてみる;志茂田景樹 作家―競争社会を抜け出したなら自分自身と向き合い、自分自身と戦うことが仕事)
第2章 老後の“常識”を捨て去る(荻原博子 経済ジャーナリスト―老後資金は夫婦で最低1500万円を 老後のお金を投資で増やそうとする人はバカです!;近藤誠 近藤誠がん研究所所長―“がんの常識”は非常識 悲惨な最期を迎えないためにがんは見つけない、手術しない;池田清彦 早稲田大学名誉教授―年を取っても楽しいと思えることで最終的に残るのは、「人に褒められる」ことじゃないかな;勢古浩爾 評論家・エッセイスト―これまでの蓄積があれば「なんとかなる」 定年後の「~しなさい」という圧力にうろたえてはいけない;鈴木秀子 評論家・日本近代文学研究者―「愛し、愛されながら、生かされる喜び」 老いとはそれを思い出すことで、生きる知恵を深める大切な時期なのです)
第3章 「老い」と「死」に向き合う(中村仁一 老人ホーム「同和園」附属診療所所長・医師―「老い」と「死」に医療は無力 60歳を過ぎたら死と向き合う 死を考えることは生を考えることです;中島義道 哲学者―50年間哲学をやってきたが、なんらかの形で「死を納得すること」が最後の課題だと思っている;菊池和子 「きくち体操」創始者―終わりを意識して、最期まできちんと生きたいから私は身体を動かし続ける;内海桂子 芸人―年寄りとして生きようと思ってはいない 年齢はもう100に近いけれど「老後」っていう考えはないね)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ごへいもち

19
菊地和子、荻原博子、曽野綾子、近藤誠、気になった人だけ。あまり読んでいない近藤誠さんの無駄な医療拒否主張に安心2019/11/01

すうさん

8
気になる人や普段結構読んでいる評論家が多く書いていて興味深かった。個人的には還暦を迎えるまえから定年や幸福論、病気や死についての論文は割と読んできたほうだ。相対的に言いたいことは納得できる。定年を過ぎると価値観が変わる。自分自身をしっかり等身大で見ることで驚愕することがある。老齢になると、お金や名誉ではなく「他人に認められたい」という気持ちが一層強くなり、それは見苦しいものだと語る人がいて身につまされた。結局自分を等身大で見ることができないのだ。今後は自分中心にと思いながら、これが今回の一番の学びだった。2021/02/17

eipero25

7
定年後の死が近づいたお年頃世代にはやはりお金が大事。 荻原さんだけだけど、貯金についてアドバイスしてるのは。 みんな成功者だから、健康だとか、終活だとか、延命治療の拒否とかかっこいいこと言ってるけど、お金がないとなんともみじめ。 お金以外では、病気をなんでもかんでも治そうとしない精神力を持つことです。2022/11/09

マーク

4
30 田原総一朗、勢古、中村仁一は面白く読んだ。世田谷区図書館 【田原総一朗】 少なくとも大学の4年間は自分の好きなこと、やりたいことを死ね物狂いで見つけろ 【近藤誠】 降圧剤→脳機能低下、脳梗塞 【勢古浩璽】役に立つことは書いてないが、とても気持ちが楽になるエッセイ。あ、役に立ったかな。何もしなくてもいい 【中村仁一】 食べるのは本能。自分で食べられないのは、もう寿命。無理して生かさない方が幸せ。自然に安らかに死に向かう 中島義道 凄く変わり者の哲学者。嫌われたい。ここまで変だと興味沸く 2022/09/07

ひめぴょん

4
60歳以上の13人の方々の老後の考え方。作家・医師・哲学者・経済ジャーナリスト・芸人など各方面からの切り口で面白いです。それぞれのそれまでの経験をもとに述べられていて決して画一ではありませんが、か芯に共通するものを感じます。さっぱりしていて、自分の考え方に近い思想が並んでいるのでついつい夫にも勧めましたが、これまた彼の好みではなかったようで一向に読む気配はありません。曽野綾子:身体は自然にするのが一番。行き過ぎた健康志向に警鐘を鳴らしています。生きることは働くこと。多くの国々を見てきた経験から日本ほど2019/10/24

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