内容説明
『このミス』選者が選ぶ、珠玉の名作短編アンソロジーが登場!約100年に及ぶ日本ミステリー史のあらゆる短編の中から、『このミス』が誇る読書のプロが選んだ十編の名作たちを、二分冊で刊行。後編にあたる「黒」には、ランキング第2位の「天狗」(大坪砂男)をはじめとする五編を収録。日本のミステリー文学を代表する名作短編が揃うアンソロジー第2弾!
著者等紹介
大坪砂男[オオツボスナオ]
1904年、東京生まれ。谷崎潤一郎の書生、警視庁鑑識課職員などを経て、師事していた佐藤春夫の推薦により『宝石』で発表した「天狗」でデビューを飾る。50年、「私刑」ほかで第3回日本探偵作家クラブ賞を受賞。65年、死去。シナリオ作家・虚淵玄の祖父でもある
鮎川哲也[アユカワテツヤ]
1919年、東京生まれ。50年、本名の中川透名義で『ペトロフ事件』で『宝石』百万円懸賞(総額)に入選。56年、講談社の書き下ろし長編公募に入選した『黒いトランク』以降、鮎川哲也に名義を改める。60年、『憎悪の化石』『黒い白鳥』で第13回日本探偵作家クラブ賞を受賞。90年より鮎川哲也賞(東京創元社主催)が設けられ、本格ミステリーを志す新人のデビューや、埋もれていた探偵作家の発掘にも力を注ぐ。2001年、第1回本格ミステリ大賞特別賞を受賞
横山秀夫[ヨコヤマヒデオ]
1957年、東京都生まれ。国際商科大学(現・東京国際大学)卒業後、上毛新聞社に入社。12年間の記者生活を経てフリーライターとなる。91年、『ルパンの消息』が第9回サントリーミステリー大賞佳作に選ばれる。98年、短編「陰の季節」で第5回松本清張賞を受賞。2000年、「動機」で第53回日本推理作家協会賞・短編部門を受賞する
江戸川乱歩[エドガワランポ]
1894年、三重県に生まれる。早稲田大学政治経済学科卒業後、多くの職業遍暦を経て、1923年、『新青年』に「二銭銅貨」を発表してデビュー。ほどなく日本最初の探偵小説専業作家として地位を確立するが、怪奇小説、幻想小説にも優れた作品が多い。探偵小説誌『宝石』の編集・経営に携わったり、新人作家の発掘にも力を注いだほか、日本探偵作家クラブの創立に尽力するなど、日本の探偵小説界に多大なる業績を残した。65年、死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やきいも
yumiko
のっぱらー
HANA
yucchi
-
- 和書
- おべんともって